cutman-booche
~砂のまう原野。トタン屋根の鉄さび。古ぼけた8ミリビデオ。下町の銭湯。ビリヤード場に居座る老人。煙草の積み重なった灰皿。くちびるの厚い女。ブルースハープ。けつのでかいいい女。夕暮れ時に子供を呼ぶおかんの声。
ここらへんのフレーズにぴんと来た人は、
カットマンブーチェなんてどうですか。
大阪出身のいかしたブルース野郎ども。
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泥臭くて甘い。
今秋から冬のヘビロに。
Permanents
ビターでスィートなサウンドにぶるーすという「塩味」の効いた、まるで塩プラリネのような音楽。
甘く、苦く、しょっぱい。まさに人生そのもの。
Cutman-boocheは音楽にとっての「塩」のようなものだと思う。
塩はお湯の沸点を高めるというが、Cutman-boocheは音楽の沸点を高める。
塩は食物の保存に効くというが、Cutman-boocheも音楽の賞味期限を引き延ばす。
塩を自分で作るのは大変であるが、我々はCutman-boocheという既に精製された塩を簡単に買う事ができる。感謝せねばなるまい。
ホワイトデーの贈り物としてブランデーと一緒に是非どうぞ。