BBC ワールド・アニマル・カップ ~氷の祭典 [DVD]
スポーツの祭典もいいけど、こっちもなかなか良いです。
こちらはペンギンや北極熊、白鳥やユキヒョウ、ムササビ、トナカイ、オオカミ等の氷上のアスリートの中になんと、オリンピックのゴールドメダリストも参戦している!その他、寒さ耐久レースという色物競技も見所です。
低温環境の超人ウィム・ホフがまた、素晴らしい。瞑想するウィムの三白眼がかなり怖い。可愛い映像の中、異彩を放っています。彼だけじゃないかな?文明の器具に頼らないで「素の自分」で勝負した人間は。服すら着てないんだから。メダリストとは言え、能力を引き出す「武器」の存在は重要だと思う。スケート靴やスキー板が許されるならば、ウィムがダウンジャケットを着てヒーターを焚いても許されるんでしょう。人間が発明したんだから。しかしヒートテック一枚着ないで勝負する姿は漢そのものです。
壮大な氷原の競技場の舞台は、スポーツの祭典のようなCG満載な感じは希薄ながら、真っ白で広大な大地と吹き抜ける風の音、青い空と、雄大な山が素晴らしい。
こちらも動物達の奮闘ぶりが面白くて笑える祭典でした。今回は何気に音楽も気を使っており、UKロックをバックに走るオオカミやトナカイ、ペンギンまでもがちょっとカッコイイ仕上がりにもなっております。 人間も健闘してましたが、動物達の能力の高さには感心です。
コケはともだち
吉祥寺の本屋さんでコケの実物が展示されていて、気になって本を手にとってみたらハマってしまいました。
本屋さんでコケを見るまで、都内にあるコケはジメジメとしていてカビなどと同類の汚いイメージだ!と勝手に決め付けてましたが、
お店にひっそり飾ってあったヤシの木のようなコケを見てこんなのもコケなのか…と不覚にもかわいいと思ってしまいました。
本を読んでから近所をうつむいて歩いていると結構、いつも通る道に苔がいることが判明。すこし梅雨が楽しくなりました。
右も左も苔のことなどわからない人にでも、やさしく教えてくれて大満足の一冊です!
コケキャラ、かわいすぎるし、可愛いだけじゃなくちゃんとした知識を分かりやすく解説しています。
なので☆5つは、当たり前だとおもいます
BBC ワールド・アニマル・カップ [初回限定]プレミアムBOX [DVD]
最近のCG技術に比べたら、ちゃっちい感は否めません。
動物の動きもどこかぎこちないものが多いです。
ただ見て楽しむだけ!って思えば面白い作品です。
子供と見るには良いかもしれません。
見仏記 (角川文庫)
古都でいろいろな仏像を見ていると、自分は日本人なのか、という疑問がむくむく湧いてくる。この感覚は間違っていない、と本書は教えてくれた。現代日本人はすでに「時間的ガイジン」。お寺の高い天井を見て「日本じゃないって感じだよねえ」と、みうら氏はのたまっている。
中宮寺の半跏思惟像はエマニエル婦人座像に影響を与えているとか、仏足石とキングコング、ゴジラの比較など、仏像の見方を劇的に変えたこの書では、若干の怒りの後で必ず大爆笑させられる。そしてぜひ自分でも見てみたいという思いまでも、抱かされるのだ。
さらに、たとえば東北の慈恩寺での「政治と仏像」問題など、みうら氏の指摘はあくまで鋭い。仏様の名を変えれば重文指定をしてやるから、という国の横暴システム…… 。
「アンノン族」「ギャル」「岡本夏生」など、時の経過を感じさせる単語にも、みうら氏を見つめるいとう氏の温かい視線にも笑みがこぼれる。そろそろこの本自体にも、アンティークな味わいが出てきたようだ。いずれ必ずこの本を読みなおして、手つかずの京都にトライしてみたいな。
建設的
日本のnewwave。業界くん物語などで新しい笑いを追及していたコメディアンたちとパンクを通過した藤原ヒロシ高木完や裏方のヤン富田が作った懐かしいアルバム。オールドスクールなエロクトロ色の濃いバックトラックが良い感じ。