技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由
知的財産とビジネスの関係について、具体事例を駆使し、平易に分かりやすく記載した数少ない本です。
経営、技術、知的財産の三位一体経営が言われるようになって来ましたが、まだまだ行われている会社が少なく思います。
折しも、総選挙の時期。日本には、優れた技術がまだ沢山あると言われてます。
この技術優位を生かし、多くの日本企業を発展・ビジネス優位へ導くヒントが書かれているので、経営、知財系の方はもとより、構想立案される方々等、多くの方の参考になると思います。
逐条解説まるわかり!知的財産権四法の要点―平成23年法改正の要点集付き!
霞ヶ関から改正本が出ない中、特許法改正を詳しく解説していて改正本代わりになる。発明協会の四法対照条文とセットで改正を習得できたと思います。口述落ちして条文と青本の内容の重要性に気づかされたのです。もう一度一から勉強し直したいときにも本書は利用価値ありと思います。
ただ、本編が改正対応していないので、特許法は特に他書を使うことをお薦めします。私は口述対策講座のテキストを使ってるんで、市販品はよく分かりません。すみませんね。
先程耳に入った話で、霞ヶ関発の改正本は発売予定が立たないそうです。その訳は、ただでさえ大きな改正のため書き手が苦労しているため、さらに省令と政令も確定後に発売されるらしいんですが、施行規則の案の質が悪く相当な修正が来月から行われるためとのことのようです。初学の人には難しいだろうが、この本の法改正の要点集をしっかり勉強すれば来年の短答・論文試験でライバルに差をつけることができそうなのではないかと思いました。大改正なのに早く改正本が出ないなんて、もし私が短答から受験する身なら、かなり不安だったと思います。