あすという日が
十六年前の阪神淡路大震災から生まれた『しあわせ運べるように』と同じように、今回の東日本大震災の被災地東北で生まれた曲『あすという日が』。私がこの曲を初めて聴いたのは、TBS系列の番組の中でした。聴いた途端に涙が溢れて来ました。復興への決意が伝わって来る歌詞に、目頭が熱くなりました。神戸から東北へ…歌声が紡いだ絆は、必ず復興への光となってくれると信じています。
ピアニスト辻井伸行 奇跡の音色 ~恩師・川上昌裕との12年間の物語~
辻井君の自伝というより、師である川上氏の自伝的な部分も多いですが、それがこの本のウリだと思います。川上氏もピアニストとしては決して順風満帆の人生を歩んでいたわけではなく、挫折を繰り返しています。視力障害者である辻井君。この二人の出会いは何か運命的なものを感じます。読んだ後、なんだか元気になれます。辻井君がもつピアノの音色にはこんな秘密があるのかもしれませんね。
カプースチン/ディジーガレスピーの“マンテカ”によるパラフレーズ 作品129 [2台ピアノ] (2冊入り)
パートナーさえ見つかれば、さぞ楽しく演奏できるはず。ただ、かなり弾ける人でも初見でせーの!と弾けるレベルではない。(カプースチンだから当然ですが)意外と少ないカプースチンの2台ピアノ。貴重である。
カプースチン 8つの演奏会用エチュード 作品40 PRHYTHM EDTION
譜読みが面倒ですが、自分で納得できる早さに仕上げていく中でテクニックも得ることができ、仕上がれば演奏会で弾ける!お得な曲集と思います。
カプースチン:ピアノ作品集(1)
以前、NHK-FM「名曲リサイタル」で聴いた演奏が忘れられず、カプースチンのこちらのCDを購入しました。川上氏の演奏の美しさにすっかり魅了されました。ピアノの録音状態もよく、川上ワールドとカプースチンの音楽世界の深さを堪能させてもらった1枚でした。