茂木健一郎のモーツァルト・モード
熱烈なモーツァルトファンである脳科学者茂木健一郎氏監修の作品。私は熱烈なクラシックファンではない。従って、音源や演奏のクオリティ云々には言及できないことをご容赦願いたい。しかし、このアルバムを聴きながら読書、学習、仕事に勤しむと集中力の大幅向上という効果が得られるのは確かだ。気持ちが落ち着き目の前にあることに俄然集中できる。あまり期待せず購入したことが功を奏したようだ。もちろん、単純に「初めてのモーツァルト」として購入してみるのもいいだろう。
BlockLabo ブロックラボ アンパンマン アンパンマンとなかよしどうぶつバケツ
ガチャガチャでアンパンマンのブロック人形のキーホルダーをゲットしたのをきっかけに購入。2才の息子用に買ったのですが、4才のお姉ちゃんも一緒に夢中で遊んでいます。時には取り合いになるほどなのでもう少しブロックを買い足してあげたいなと検討中です。ブロックもアンパンマンも男女関係無く好きだし、流行り廃りもなさそうなので、お下がりにもできそう!ともくろんでいます。
人前で話すのがラクになる!5つの魔法
ず〜っとニコニコ(*^_^*)しながらあっという間に読んでしまいました!
笑ったり、体を動かしたり、書いたりいろいろするのでこれから読む方は電車の中じゃないほうがいいかも♪
自宅で思いっきりサリィワールドを楽しむのがお勧めです!
めちゃめちゃ実用的な内容ですぐやってみたくなりました。
...というのが読み終えた直後の感想でした。(やたらにテンション高い!)
そして、翌日、会社の仕事で人前に出る機会があり、(ほんの連絡事項で言う言葉も
「アンケートは入口の係に出してください」程度のことなのですが)楽に声が出ている感覚に驚きました
バッタバタだったので正直、話し始める前はこの本のことは失念していたのですが
数時間前に、姿勢について注意事項が書いてあったのをふと思い出してやってみていたのが
無意識に本番で出たみたいです。
滑舌が悪いとか、噛んでしまうっていうのは体が緊張していたからだったんだなーと思いました。
「あえいうえおあお」だけじゃないいんだというのが発見でした。
そういえば、この本には、その手の発声練習のことは一切書いていないですね。
正月明けに朝礼の当番がまわってくるので、本に書かれていた方法でスピーチ原稿を作ってみようと
思います。
いろいろなことが書いてありますが、ぜんぶマスターしないと、できないっていうものでなく、
部分的でも使ったものは、すぐに役立つという実用的な本でした。実用書というとまじめな堅い印象ですが
とても楽しくて、やってみずにはいられない!という感じで勉強っぽくはありません。
一気に読んでしまったので、次はメモをとりながらゆっくり読んでみようと思っています。
モーツァルト:2台と四手のためのピアノ作品集
「のだめ」ですっかり有名になったこの曲。
1990年代初頭、世界的権威の科学雑誌「ネイチャー」でラウシャー博士が、この曲を聞くとIQが10上がると発表したのをきっかけに、モーツアルトを聞くと頭がよくなるとかいう昨今のブームの発火点になったという小咄もある。
エッシェンバッハの端正、ラローチャ・プレヴィンの軽妙洒脱、アシュケナージの情感・・・それぞれ、楽しめるが、モーツアルトが弟子と弾くために、ソナタの醍醐味を十分に発露しつくしたこの曲の性格を一番表現している点でいえばこの盤だろう。最初は、マルタさんのクセのあるパッセージが気になるかもしれないが、聞き込んでいるうちに、この即興性あるスリリングなやり取りのほうが「モーツアルト」と思えてくるから不思議だ。
じゃじゃ馬マルタさん、ラヴィノヴィッチさんと相当ウマがあうらしく、彼女が水を得た魚のように生き生きしている。つっこみの強い彼女のパッセージをラヴィさんも相当熱っぽく応えるが、造形を崩さないところはさすが。
最近、すっかり室内楽での仕事が多くなった彼女ですが、音の艶やかさや音間に秘められる表現の含蓄は並大抵ではなく、これはその代表盤の一つと言えるかもしれない。
隠れた脳―好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学
本書のテーマは「無意識のバイアス」だが、とくに興味深かったのは、集団や組織、社会性についての記述である。
たとえば、「望遠鏡効果」。私たちの脳はより多くの人数がかかわる出来事ほど同情しにくい(逆に少人数になるほど同情が増す)、というショッキングな事例や実験が語られる。1人の少女の饑餓を救うための寄付金、あるいは何百万人ものひとびとの饑餓を救うための寄付金、という実験では、前者のほうが額が倍増したという。また脳は「共感疲労」を起こすが、それは共感の対象が1人から2人になったときに、早くも始まっている。
同様に、困っているひとを助けようとする気持ちも、周囲に多くの人間がいるほど薄くなってしまうという(これも面白い実験によって裏付けられている)。
こうしたバイアスは、災害時の誤った対応、テロやカルトの集団・派閥にはまってしまう習性、女性や人種への偏見・差別・・・などにもかたちを変えて表れる。貧困層でもない中流階級のエリートがどうしてテロリストになってしまうのか、9・11のツインタワー崩壊の際に同じ会社なのに、わずか1階の違いによって犠牲者数がくっきり分かれたのはなぜか、といったことが「集団のバイアス」という鏡で照らされる。
私たちの社会は意識ある人間を前提にかたちづくられているが、むしろ重要なのは無意識のバイアスが個人や社会を動かしていることに気づき、対処することだ、と本書は強調する。では、どうすれば良いのか?というところまで余り触れられていないのは残念だが、これは経済学や社会学などを含めて今後の大きな課題にちがいない。