AOpen(AII) 300W電源搭載 スリムMicroATXケース H360G-300BT
このケースはスピーカーがありませんのでビープ音を出したかったら別途購入してください。吸気ダクトを外すと代わりに12cmのファンが付けられます。但し、15mm幅のファンを使った場合はCPUクーラーの高さを55mm程度に、25mm幅のファンを使った場合は45mm程度に抑えなければなりませんのでご注意。ケース横にファンを付けますと、回転音が耳に付きますのでなるべく静音型のファンを選ぶ方が良いと思います。
AOpen(AII) Micro ATXマザーボード対応ミニタワーケース(ブラック) TM-363 BLACK
TM-363は10/2010にAC'97からHDAudioに変更しました。
また、serialATA電源も1本から2本になっています。
10/2010以前の在庫をつかまされない様・・・・
今までこのケースで3台PCを組みました。
付属の電源も静かですし、光学ドライブも隠れるので見た目がすっきりします。
塗装も高級感があり、綺麗です。
HDDなどは、初めにネジを締めておけば、ワンタッチで着脱できるので便利。
唯一の難点は、前面のオーディオ端子がHD Audioではなく、AC'97だという点です。
よって、星4つにしましたが、普段は前面端子は使わないので、個人的には問題なしです。
このケースはスピーカーがありませんのでビープ音を出したかったら別途購入してください。吸気ダクトを外すと代わりに12cmのファンが付けられます。但し、15mm幅のファンを使った場合はCPUクーラーの高さを55mm程度に、25mm幅のファンを使った場合は45mm程度に抑えなければなりませんのでご注意。ケース横にファンを付けますと、回転音が耳に付きますのでなるべく静音型のファンを選ぶ方が良いと思います。
AOPEN 300W スリム型PCケース専用電源 FSP300-60SNT
現代のCPU,IvyBridgeはグラボを搭載しないのであればピークで120W程度,アイドリング時35W〜50Wですから500Wとか750Wなどの「とんでもATX電源」は必要ありません。
まぁ150Wもあれば充分です。
CPUのTDP値は放熱特性の要求基準ですがアイドリング電力を代表するものではありません。
エネルギーコストを決定するのはアイドリング電力ですがTDP値からおしはかることはできません。
ちなみにSやTの付いたTDP35WのCPUとSやTの付いていないTDP65WのCPUのアイドリング電力は同等です。
電源ユニットも定格の50%での効率をクラス分けするのではなくアイドリング近傍の効率を主眼に設計すべきです。
実用的な電力消費領域50W付近に於ける効率が評価できる様に純抵抗負荷装置を作成し,当該電源ユニットの効率を測定してみました。
作った負荷装置は以下の通り
12V系 6.11Ω//8cmFAN×2
5V系 1.76Ω
3.3V系 1.1Ω
5Vsb系 68Ω
トータルで約50Wの強制空冷負荷です。
抵抗には誤差がありますので抵抗値を4桁精度で測定しておきます。
負荷装置と繋いだ電源ユニットの各出力電圧を4桁精度で測定します。
消費電力および消費電流(rms値)をHIOKI HiTESTERで測定します。
式:E^2/Rで各々の出力電力を算出し合計し消費電力で割って効率を求めます。
この電源FSP300-60SNTの性能は
効率=76.94%★
力率=72.05%
ちなみにAOpenのスリムケースに付属していたH306J-300BTという電源は
効率=69.42%
力率=70.62%
7年前に入手した鎌力 弐という500WのATX電源は
効率=67.78%
力率=72.05%
(測定中は常時コア鳴き)
DELL DIMENSIOSに付属の電源PS-5161-7DS2は
効率=68.42%
力率=77.92%★
という訳で測定した4機種の中で本機は一等賞でした。
力率は4機種共にコンデンサーインプット式(アクティブPFCではない)なのでコンデンサーの容量が大きい程力率は悪くなります。
ギューギュー詰めのDELLが力率一等賞なのはこの為ですが電源瞬断特性はよろしくない筈です。
少数のPCを運用しているオフィースでは効率の良い電源を稼働時間が長いPCに,効率の悪い電源を稼働時間の短いPCに組み替えるだけでけっこうな省エネになります。