ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム
リアル・タイムで聴いた経験が無いが当時の人気振りがリアルに伝わる、
海外のカヴァーを中心に「タローのサイケなギター」「引退したピーの小気味イイ!ドラム」「サリーの重低音の効いた、ベース」「ヴォーカルにイイ味を出す、シロー」とジュリーだけのバンドで無く良く纏まったロック的な演奏をしている、アイドルとバンドとしての方向性に迷いが生じてきた時期では有るが思いっきり、ロックしている
阪神タイガースDS 特典 阪神タイガースDS オリジナルタッチペン付き
ジャンルは、クイズ&データベース。タイ
ガースへの愛を問う至極のクイズが2500
問以上! 観戦のお供に! ’08版選手名
鑑や歴代虎戦士データベース、いつでも泣け
る! あの名シーンの映像も収録、ホームラ
ン競争やカラオケなどオマケも充実! 阪神
ファンなら楽しめる内容です。公式HPは、
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ロング・グッバイのあとで ―ザ・タイガースでピーと呼ばれた男―
今年のベスト。(まだ2ヶ月ちょっとだが)。自分的には「苦役列車」を抜いた。
著者は昔から変な人だと思いながらも、とても気になる存在だった。まさかこんな形で今頃本が出るとは思ってもみなかった。人生はそんなに悪いものじゃない。
ルックスの良さと茶目っ気で人気はあったものの、音楽センスに関しては一部から疑問視され、またそのことを自分でも理解していた著者は、学者(具体的には大学教授)を目指し、芸能界から去る。それが解散コンサート後の最後の晩餐時における「10年後に君らは乞食になっている」発言につながる。気負いとルサンチマンの人でもあった。
しかし結局は教授になるどころか大学教員にすらなれず、一介の高校教師として定年を待たず教壇を去った。
清張の小説ならばここで悶死、憤死して終わるのだろうが実際は違う。本当の人生はそんな小説みたいに単純なものではないというのを、読者(私)は思い知らされる。
まず生い立ちが語られる。父と母。乳母と継母(これだけでも凄い)。兄、姉、腹違いの妹たち。友人、知人、その他諸々。セレブあり、路上生活者あり、民青あり、創価学会ありと登場人物も多士済々。中身も波瀾万丈、複雑怪奇である。
ラストでオリジナル・メンバーの5人が揃って元マネージャー中井国二を見舞う挿話は特に圧巻。41年ぶりの集結と簡単にいうが、モンテ・クリスト伯やミンダナオ島の小野田さんよりはるかに長い「鎖国」の年月である。よくも全員揃ったものだ。見事。
その前の(事前の)再会でも、いきなり涙する凡人タロー(これが普通か)。わざとらしいほどクールに振る舞う偏屈者トッポ。その中間ぐらいのジュリー。いやはや個性的なメンツ。やっぱり、ザ・タイガースはスーパーグループだった。人間的魅力という点では、メンバーをビジネスライクに切り捨てるストーンズや地獄が凍り付いても再結成はないなどと言い放ちながらすぐに集まってどさまわりを始めたイーグルスなどを軽く凌駕している。
よくある自叙伝、自分史の類と異なり、都合のいい自慢話に満ちあふれているわけでもないし、悪意に満ちた露悪的な暴露本でもない。
単にあったこと思ったことをつれづれに訥々と書き連ねているだけなのに、大河ドラマなみのコクと芳醇な深みが生まれている。やはり半世紀近い熟成の結果かしらん。
回顧録としてはノーベル文学賞を受賞したチャーチルの「第二次大戦回顧録」と双璧をなすのではなかろうか(読んでないけど)。
LIVE 2011~2012 [DVD]
沢田研二名義のライブ映像ですが、これはThe Tigersのライブです。特に岸部一徳のベースが健在であること、瞳みのるが思っていたよりも実力があったことを知りました。
1982年の同窓会ライブも良かったけれど、こっちの方がよりタイガースな感じがするのは、瞳みのるのドラムのせいでしょうか?それほど瞳のドラムは特徴的だったのでしょうか。Graceのドラムも上手いんですが、ここでは瞳に任せているのが好感が持てます。内容も往年のヒット曲もやっているけれど、それが1982年のものとは何か違う。トッポがいないのに、こっちの方がタイガースです。瞳のドラムなんでしょうね。
とても良い演奏ですし、途中で岸部四郎が出て来るところなんかは、ちょっと涙ものです。
しかしです!この愛想の無いパッケージは何でしょう?しかもケースを開けてみても曲目とチャプターのリストが入っているのみ。目を疑いました。普通、こういうライブものって写真とかが満載の解説が入っているものだと思っていました。これも何か一つの主張なのでしょうか?値段の割にそこらへんがもの足りません。内容が素晴らしいだけに、何とも納得出来ない売り方です。