VOCALIST 2
「Vocalist1」の時から気にかけていましたが、
徳永さんのCDを初めて買ったのはこのアルバムでした。
聴いてみると、とても大人っぽい仕上がりで、
穏やかな時間を過ごさせてくれるアルバムで、気に入っています。
「雪の華」「シングル・アゲイン」「あなた」「for you」が中でも好きなもので、
その中でも「for you」が一番好きです。あっさりと歌われているのが印象的です。
どの曲も、声を響かせて立派に歌うことができる曲ばかりですが、
敢えてその路線を取らず、
できるだけカジュアルに歌おうとする姿勢に好感が持てます。
「あなた」や「なごり雪」など、
ややもするとカラオケを歌っているかのように聞こえてしまう曲も、
それなりの雰囲気を持ってやり過ごしていて、
チープに聞こえないところが良いなぁと思っています。
しかしカジュアルと言っても、プロの歌声には変わりなく、
しっかり支えられた音程と音の伸びはさすがだと思います。
連合艦隊 [DVD]
最初にTVのロードショーで見たのが、12歳の頃でした。
20年以上経ち、改めてDVDの美しい画像で再会できたことが、まず嬉しかったです。
当時、子供ながらに胸を打たれたラストシーン。
父親の死を見届け、自らも特攻隊員として死地へ向かう息子。
彼が乗った戦闘機が、静かに雲に消えて行く場面は、思わず「行くな!戻って来い!」と叫んでしまいそうな程、切ない気持ちになります。
一つ残念だったのが、特撮がどうしても模型にしか見えず、すっかりCG映像に慣れてしまった自分の目を恨みました。
堅苦しい映画のような雰囲気があり、敬遠されがちなジャンルですが、見ればただただ素直に親子の絆に、戦争により奪われた沢山の人達の未来に、必死に使命を全うしようとした姿に、心動かされるはずです。
座・ロンリーハーツ親父バンド
これまで加山雄三さんの歌はあまり聞いたことがありません。
でもこの歌をテレビで何気なく聞いて、引き込まれました。とても気に入りました。
メロディーはシンプルで雄大。歌詞は分かりやすく暖かくしみじみ。
流行り廃りとは別の世界にいる歌です。
世代を越えて歌える歌。みんなで合わせて歌える歌。
覚えやすいので大人が歌い始めれば途中からこどもも入って一緒に歌えるでしょう。
一時期ではなく、長く歌い継がれて欲しい歌です。
クライマックス 80’s YELLOW
1979年(実質ヒット1980年)から1985年の大ヒット曲、名曲がズラリ37曲。“80年代前半”という潔いテーマに、かなり好感の2枚組。45回転ドーナツ盤アナログ時代の楽曲ばかりだけに、アラフォー世代にとっては、やっぱりこういうコンピCDは有り難い。ミュージックビデオなんて概念もない頃だけに、代わりに浮かぶ映像が、TBS系の『ザ・ベストテン』だったりもする(「ルビーの指環」は12週連続1位!)。ラストを飾るのは中村雅俊の「恋人も濡れる街角」。この名曲の作詞・作曲はサザンの桑田佳祐。あ〜、素晴らしい時代。