PRESENT FOR LOVERS
音速雷撃隊のエンディング挿入歌である、「悲しいときはいつも」が入っていたため購入した。しかしシングルアルバムにきちんとインスト(カラオケ)版も入っていたので、あくまでもバックアップとして本CDを購入した。
松田博幸氏の歌唱力は素晴らしいが、現在までメジャーな存在とはなっていないようだ。おそらく我が国の音楽業界の「売り上げ至上主義」の影響だろう。我が国では歌や曲の質の高さよりも話題性が重要視されるため、単刀直入に言うと屑のような歌がより多く売れる傾向にある。これほど胸に響く歌が売れなければ、どんなにいい歌や曲を作っても有名度の高い、歌にすらなっていない若手の歌手もどきの屑歌が売れてしまうのだろう。
いつの時代も、どこへ行っても「本物」は少数派であることを実感。
Yuka Kawamura Best”Works”
まさに、Best ”Works”でした!
川村さん独特のリズム感、曲の感じに加え、歌詞がとってもとっても、どのシーンをとってもうなずけ、心に沁みて、聴き入り、かみしめて聴いてしまいました。
悲しい心情の歌も、心強く生きて行こう、結果は悲しいと終わったけど、経過を含めて、ステキなものが残ってるよね、と励ましてくれる。
一方、こんなにも人を思う気持ちが、心を、自分を支えてくれて、強くしてくれる、という強さや喜びであったり、大好きな人の存在が、その人を傍に感じていられる幸せが無性に感じられたり。
私は、心が弱くなってる時に聴いてしまったせいか、聴くたび、涙はらはらだったけど、そんな状況の中、川村さんの歌に、かなり励まされて、気持ちは落ち着いたような・・・。
何度でも、どんな時でも、繰り返し聞きたくなる、そんな、とってもステキなアルバムだと思います。
FAIR AFFAIR
名曲「もう涙はいらない」収録。「刑事貴族2」のエンディングテーマで中学生の自分はこれで鈴木雅之を知りました。水谷豊のダンディーさと、東京というスタイリッシュさへの憧れは、そのまま鈴木のこの大人なカッコよさとだぶって映ったものです。
2は名曲の後を任される5番バッターのような大事な役割ですが、きちんと前曲のクオリティを継ぐムードをもちます。リスナーを充分満足させてくれる曲調ですね。この顧客満足度という点では、作品全体、いや鈴木雅之の作品というのは常にそうなのかなと思いました。6の「さよならいとしの〜」なんて最高の曲が一曲目のカップリングだったんですからね。本当に全曲いいです。ホーンセクションが彼ほど似合うミュージシャンはいないかも。
10「Come on in」の英語曲から漂ってくるキラキラした香しさは、鈴木というデザートのいちばんおいしいところかも。11も同様に極上のスイーツです。この詞のかっこよさ(キザさ)は鈴木かゴスペラーズのようなグループだけに許される男らしさかな。
甘美さにおいては、矢沢のコクとは違う、キレが魅力ですね。そして艶も香りも。これが10年後の今も続いてるというのは、これから先も彼の歌声が枯れることがない泉であるかのような気がします。
彼氏彼女の事情 ACT1.0
藤井フミヤさんが書いた爽やかな主題歌「天使のゆびきり」のフルバージョンをはじめ、
当然の事ながらアニメの中で耳にする事が出来る音楽のほとんど網羅されてます。
あくまでサントラ、どうしてもアニメ本編を見ている人やこのアニメ作品が好きな人でないと、
アルバムを100%楽しめることはできないかもしれません。
それは仕方ない事なんですが、中身はそんな狭い枠には収まらない魅力的な音楽が色々聴けますので、
興味のある方は手にとって欲しいなと思う1枚。
とにかく鷺巣さんの書くスコアはどれも一品。
エヴァを見て「音楽にもやられた!」という人は多いかもしれません。
現在はMisiaやCHEMISTRY等の楽曲も手がけ、実に多彩な音楽活動で知られる鷺巣さんですが、
この作品でもそんな鷺巣さんによる、繊細で美しいメロディーから明るくポップな楽曲まで、どれも楽しめる内容になっています。
庵野監督の作品には、もはや欠かせない存在ではないでしょうか。
特に、登場人物の表情や心象風景を丁寧に描いたような美しいピアノのインストや、
ありふれた日常シーンに花を添えるような和やかな曲は、
聴いていてとても気持ちが癒されます。
サントラという性格上、どうしても音楽的なテンションはとっ散らかっていますが、
小さな音で流す部屋でのBGMにもいいんじゃないかな、と思います。
原作ファンの方は必聴!様々なシーンが蘇えってきてイメージも膨らむし、
アルバム1枚通して楽しめること間違いなしです。
2枚目のサントラもファンの方にはぜひお勧めです。
HARVEST-SINGLES1992~1997
「君がいるだけで」ですよ!米米ファンなら絶対抑えておかねばならない一曲です!この曲が入っているだけで買う価値がある!と、ここまで言ってしまいましたが「君がいるだけで」だけが米米の魅力ではもちろんありません!他にも名曲と呼ばれるものが豊富にあります!解散が本当に惜しまれるバンドですよ。