スリー・アワーズ・オブ・サン
ひとりで全パートをこなす”一人バンド”は掃いて捨てるほど存在するわけだけども、
このバンドはPCオタクなインダストリアル系やブラックメタル系に比べて、
いい音を出してると思う。
しかし、商品としてはいいのかもしれないけど、
毒にも薬にもならない。
アメリカン・トラジディ~ウルトラ・デラックス・エディション(初回生産限定盤)(DVD付)
ハリウッドからこんにちは。覆面ミクスチャーロック集団の2nd。
サンプリング+マイクリレー+歌メロコーラスという楽曲スタイルは変わっていないが、前作よりもRcok色・HipHop色ともに大幅強化。
前任デュースに替わる新たな歌メロ担当ダニーの声がLinkin Parkのチェスター似ということもあってか、よりヘヴィな音、バラード調にも対応。前作よりも楽曲のバリエーションが増えているのでいろんな音が楽しめる。特に『5.I Don't Wanna Die』、『14.Tendencies』辺りはダニーだからこそできた進化と思える(デュースの緩い感じも好きだが)。
ただアルバムトータル的には曲数19曲は多すぎるかなぁと。バリエーション豊かになった反面、前作『Swan Songs』にあったまとまりみたいなものが本作にはないように思える。その辺はデュース脱退の影響かも。
ただ捨て曲があるわけではないし、PV入りDVDが一緒になってこの値段は超お買い得なのだが。もう歳なのかな…。
色々書きましたが、前作から正統進化した高品質アルバムなので、あまり自分のレビューは気にせずw安心して聴いてください。
さぁ、あとはSummer Sonic 2011のライブだ!