モーツァルト:ピアノソナタ第8番&第11番&第14番&15番
大変評判の良い演奏との事で試しに購入。試聴しての感想としては、大変良く出来たオルゴールを聴くようで、繊細で、強弱が効いた、リズムがとても正確で、何か人間味の無い感じが致しました。
大変良い演奏とは思いますが、残念ですが、私にとって、何度も聴きたくなる演奏ではない様です。
内田光子&メータの芸術 [DVD]
実は、内田光子の生演奏を聴いたことがない。
今回、映像ではあるが見ることができてとても幸せである。
繊細な指から力強い音が出てくるのは感動である。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番は、CDと指揮者もオーケストラも異なるが、今回も名演奏である。
是が非でも、生で演奏を聴きたいと思うだけである。
内田光子 プレミアム ベスト
1枚目はモーツァルトのみ、2枚目はベートーヴェン、シューベルトとドビュッシーからの選曲です。
モーツァルトが生み出した中でも名曲と言われている『ピアノ協奏曲 第23番 イ長調』の第2楽章の美しく陰影に富んだ演奏が1枚目のアルバムの中で特に印象に残りました。
内田さんがピアノを弾きながら指揮をし、クリーヴランド管弦楽団がその音楽を慈しむように呼応している様がCDから伝わってきます。
第3楽章の端正なピアノはケレン味とは無縁の王道のモーツァルトがそこにありました。粒立ちの良いタッチで、弾きながら指揮をするという難しさは凡人には伺い知れませんが、天才モーツァルトに聴いて欲しい演奏の一つです。濁りの少ない録音ですし、残響もたっぷりで弦の響きも豊かでした。
冒頭の第1楽章の優雅で滑らかなフレーズの取り方は気を衒うことのない演奏でしょう。聴き慣れた旋律が美しく豊かな響きに彩られて再現されるだけで心地よさが伝わってきます。名曲を名演奏で、音楽の醍醐味これにありでした。
2枚目のベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ 第28番』、シューベルトの『即興曲集』は何れも定評のある演奏で、駄文を並べるのを省略いたします。
当方が初めて聴いたドビュッシーの『12の練習曲 第1巻』の感想を少し。
「第1番 5本の指のための(ツェルニー氏による)」の色彩感豊かな演奏と曲の内容に圧倒されました。冒頭は単純な音階を弾くわけですが、途中からとんでもない技術を要する音楽が続き、内田光子さんの類まれなる技巧の冴えに惹きこまれる結果となりました。
「第2番 3度のための」はアルペジオの連続のように聴こえますが、転調につぐ転調の展開が意表をつかれました。3分強の時間帯からのダイナミックな演奏に驚かされます。室内楽など素晴らしい演奏を数々残してこられた内田さんですが、とてつもないパッションをもったピアニストでした。
「第3番 4度のための」は東洋的なフレーズの面白さも感じられ、ピアニストのイマジネーション次第でいかようにも料理ができるという曲目でしょう。以下は省略します。
古典派やロマン派との親和性を感じる内田さんですが、ドビュッシーの演奏を聴いてとんでもない思い違いをしているのを理解しました。これだけ多様な演奏を我がものとする大きさと受容性、そして圧倒的なテクニックの総体が彼女の魅力を創り上げているのを知りました。不明を恥じるばかりです。世界中で名声を得られているピアニストの真骨頂ともいえる演奏でした。
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番&第20番 [DVD]
さすが
知る人ぞ知るピアニスト
…‥凄い音楽家だ。
シフでは、届かない、見事な20番の指揮振り。
そして、「完全に新たな息吹きを込めた」13番の快速なるこの響き。
…‥
…‥人生代わっちゃったよ(笑)
内田さん…‥。
内田光子&メータの芸術~コンサート・フォー・ピース・シリーズ [DVD]
2002年3月にメータの指揮により行われたイスラエルフィルのコンサートを収録したライブDVDです。ピアノは内田光子。収録曲は
ベートーベン作曲ピアノ協奏第4番
シューベルト作曲「ロサムンデ」前奏曲
バッハ作曲オーボエとバイオリンのための協奏曲op.9
ストラビンスキー作曲「プルチネッラ」(1922年版)
音声はドルビーデジタル2chと5.1chの2種類選べます。画質は鮮明ですが、ワイドスクリーンではありません。
内田光子の演奏が観られる数少ないDVDであることに加え、画質/音質共に良好なので5つ星と評価したいところですが、国内版はまだまだ高価なので4つ星です。
Region Allの輸入版Zubin Mehta Meets Mitsuko Uchida (Ws Dol) [DVD] [Import]の方がさらにお買い得です。