LIVING
音だけを聴いていると、それはそれは幸福感あふれるアルバム。晴れた休日にお出かけすると、どこからともなく焼きたてのベーグルの香りがして、かわいい彼女とウィンドウショッピングしたり、風の吹き抜ける公園を散歩する、そんな感じ。だが、歌詞をちゃんと読むとそれはもう戻らない切ない恋のお話だったりする。戻らない恋の思い出は美しいものだものね。
透明感のある声と都会的なサウンドで、聴いてるこちらは、切なく美しい恋の記憶があるなしにかかわらず(笑)幸福感で満たされる、そんなアルバム。
MAMALAID RAG
何かの、誰かの、確かにそれらを感じさせるものであるが、私にはとても
心地が良く、例えば雲と青空が半々の清々しい日のような楽曲に落ち着い
て聴いて遠くに気をやるのだ。
メロディ、けだるい声、ギターのイントロ、何故だろうか新しくはないのに
このアルバムの中は全部新鮮。
突き抜けきれないもどかしさが、MAMALAID RAGの魅力というべきか、さて
今後の3人の動きが楽しみで仕方がない。