カリフォルニアの夢‾ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ
某、自動車会社の新車CMに起用されてる曲、「ゲッチャ・バック」が入ってるので、「おおっ!心地良い曲だな!!」と思われた方や入門盤にするにはもってこいだと思うのだが、皆さんいかがでしょうか!?
グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー [DVD]
ウィノナの見逃されている作品。それはジェリー・りー・ルイスというロック創世記の巨人が日本では殆ど知る人が少ないから。ジェリー・ルイスという喜劇俳優と間違えられた。名前は言わない映画評論家。とにかくピアノに火をつけて炎上するピアノを演奏して歌った。ギターを壊した「ザ・フー」のピートやそれを見て今度はギターに火をつけたジミヘンの大先輩。フラクサスというNYの前衛運動グループ(例のベックの爺様が所属)がビルの屋上からピアノを落としたよりも過激。過激な南部人。実家は牧師だそうだ、こういう人は過激になりやすい。デニス・クエイドだがいまいち。その従姉妹の13歳。14歳、15歳説も。「幼妻」にウィノナ・ライダー。ルイスは世間の非難を浴びた。少し後にエルビスが徴兵されている。国家の弾圧である。ルイスはロック史上「ドアーズ」のジム・モリソンといい勝負の過激な歌手でピアニスト。クリーブランドでB・スプリングスティーンがバックを務めた。最後にピアノに火はつけないがふたをドカーンと閉め「ありがとうよ、ブルース」と去っていった。ブルース「あれはリハーサルにはなかったよ」そういう人。あーウィノナの「幼妻」1時間でもいいです。あと即死しても。
Sunflower / Surf's Up
このアルバムは「買い」です。
まずはSunflowerから。オープニングを飾るSlip on throughにはじまる佳作の数々は、前作20/20までのどんづまりを抜けて、まるで目の前がぱっとひらけたよう。ブライアンのThis whole world、永遠の名曲Add some music to your dayやブルースのTears in the morning、デニスのスケールを感じさせるForeverなどなど、キラキラ輝くような佳作がたくさん散りばめられ、仕上がりは最高。
ブライアンカラーは薄いものの、ブルースの感性が随所に輝き、デニスの才能の萌芽が感じられるこの作品はまさに秀逸。「Love You」以前の後期ビーチボーイズのベストだと言って良いと思います。
つづいてSurf's Up。前作Sunflowerとは対照的に当時のアルバムセールスでは久しぶりに好調を記録しています。ブルースの名作Disney girlsやブライアンの'Till I die、そして何と言ってもブライアンとヴァンダイクパークスの最初の作品Surf's upが素晴らしい。(リードはカール。個人的にはブライアンの弾き語りのデモの方が胸に沁みるのですが・・・)
以上、この後ブルースの離脱でしばらく下降線を辿るグループのサウンドのつかの間の輝きをこのアルバムで感じてみて下さい。
アイス・エイジ 〈特別編〉 [DVD]
ストーリー自体は至ってシンプルそのもの。マンモス、ナマケモノ、サーベルタイガーの3匹が、人間の子どもを親に届けるという、あらすじに書いてあるままのストーリーだ。おしゃべりなナマケモノの会話やちょっとしたジョークももちろん楽しいが、それ以上に多くを語らないマンモスやサーベルタイガーの表情が言葉以上のものを語っている。この子どもはいずれは自分たちの生命を脅かす存在になるかもしれないと知りながらも、それを超える愛によって、子どもを人間に届けようとする姿、その動物達の表情を描ききったCG映像の素晴らしさに拍手を送りたい。セリフのないシーンこそ注目して楽しみたい。
アイス・エイジ 特別編 [DVD]
昔からずっと気になっていた映画ではあった。てっきりディズニーかと思っていたら会社が違う会社であった。しかし!内容は最高だった。笑いあり、涙ありの最高の出来だ。ナマケモノのシド、マンモスのマニー、サーベルタイガーのディエゴと人間の赤ちゃんの冒険を描く。そしてそれぞれのキャラクターが人間の赤ちゃんを人間に返そうとする旅の途中心を開いていき、いつしかかけがえのない友情を育んでいく。
英語が分かると尚更おもいしろい。シドのちょっと変な発音の英語だったり、英語特有の皮肉が炸裂している。マニーは前半は殆どシドに対して皮肉を言っているのがおもしろい。是非おすすめの映画だ。