ドリフだョ!全員集合(青盤)
赤盤とは異なり全体としては全員集合のファン、あるいは志村けん加入以降のファンにアピールが大きい一枚となっている。華々しくお化け番組の異名をとった当時の全員集合の雰囲気が色濃く打ち出されていて、赤盤がかつてのほんわかした時代のドリフターズを象徴しているなら、青盤は脂がのりきって現代的な笑いを貪欲に追求していった時代のドリフターズといったところか。学習雑誌付録のソノシートやCM曲という信じられない音源が収録され、おそらくこれを逃せば一生お耳にかからないであろう逸品に仕上がっている。ファンならずとも赤・青そろえて損はない。
ドリフのシングルコレクション
未だ、密かに評価の高いドリフの有名な曲をほぼ網羅することができる。おまけのアナログ盤のパッケージの写真集から故人となった荒井注氏や全員集合をなつかしく想う。どうせならば2枚組にして全曲収録してほしかった。それに、アナログ盤の写真集もCDのケースに収納するために縮小してあるのも残念だ。