10万人に愛されるブランドを作る!
本屋に行くのも待てないので、この本が出ると知ってから、すぐにアマゾンで購入しました。
おお!カバーも、「ライフネットグリーン」だよ!!
一気に読み進むと、第5章の、ライフネットの「武器」の一番はじめに、「2トップの経営陣」とありますが、これはミスプリントでは??
今までは、もしかしたら、社長と副社長の2トップだったかもしれませんが、もうこの本が出たあとは、著者の中田さんも入れて、「3トップ」という、バルセロナも驚く超攻撃型布陣が、正しい(笑)と思います。
本には、当たり前すぎて、誰もがわかっていることなので、書いてなかったのもしれませんが、「うそをつかない」(言い過ぎかなあ)、「ごまかさない」という、会社全体の誠実な気持ちが、他の組織よりも、なぜかストレートに伝わったこと(本当にどうしてかなあ?ここを知りたくて、もう一度読み直してます)が、愛されるブランドになっていった理由にあるような気がします。
(他の会社がごまかしている、とか、そういうことではまったくありませんので、お読み頂いているみなさん!、誤解しないでね、ペコリ。)
中身については、ネットやCMというメディア以外での、口コミ(クチコミ)に関して、もうちょっと詳しくというか、マーケテイングの専門家の分析を書いてほしかったです。
ネットで生保を売ろう!
まるで自分がライフネット生命の起ち上げに参加しているような感覚で読み進めました。
免許がおりて開業するまでの苦労はもちろん、開業後の集客、販売の苦労やエピソードは
実務上もヒント、示唆がえられるように思います。
岩瀬さんはグロービスの講演でお話しさせていただいたことがありますが、本書の最後のほうで
出てくる運動部(たしか駅伝?)の話をとても嬉しそうに話していたのが印象的でした。
自分のビジネスと会社と仲間を、心から誇りに思い惚れ込んでいるのだということが伝わってきました。
ぜい多くの人に読んでもらいたい一冊です。
ライフネット生命社長の常識破りの思考法 ビジネスマンは「旅」と「読書」で学びなさい!
ちょうど旅行へ行く際に、タイトルに魅かれ購入し旅行先で読みました。
非常に面白く、あっという間に読み終えました。
旅行をし、世界の人々の人間の営みを知ること。
読書をし、歴史を学び、過去の人間の営みを知ること。
このタテ(旅行)とヨコ(読書)で思考力を鍛え、社会常識に惑わされず、
ロジカルに物事の本質を捉えることの大切さ。
その大切さを深く学べる本です。
読んだのが旅先だったこともあり、早速書かれていたいくつかのアドバイスを
即実行してみました。
例えば、旅をすると、日本を軸に、「常識」「非常識」と線をひいて他国と日本を
比較してしまいがちなのですが、決して自分の考えが一番正しいわけでなく、
日本のやり方が「常識」なのではなく、その国にはその国のルールや考え方が、
その土地の人にはその土地の人の価値観があるのだ、ということをこの本から学びました。
あたりまえのことのようですが、人間はつい無意識に自分が正しい、と思い込んでいる
節がある、ということを改めて痛感したのです。
あらゆることを、客観的に冷静に捉えることで、多くの気付きが自分の中に入ってくるのを感じました。
この本には、出口さんが経験してきた面白いエピソードがいくつか書かれていますが、
物事の本質と、人間の本質を理解することが、ビジネス上でも生きていく上でも、とても重要であると
教えてくれます。
経営者の考え方が書かれた本は過去にたくさん読んできましたが、
出口さんほど、人間の本質が何たるかを、理解されている方は少ないのではないかと思います。
自分の価値観、常識の狭さを思い知らされ、目がさめると同時に、
もっと本を読み、歴史を学び、さまざまな国へ旅行へ行き、多くの人に出会いたい。
すぐにでも、行動に移したい。
そう思わせてくれるお勧めの本です。