はしだのりひこメモリアル・ベスト
花嫁と「風」はいい曲だ。日本のフォークにも名曲がある。さて「花嫁」だよね。姉さん(義理の)は一文で1歳年長。活動家ではないがAさんをよく知ってる。Aさんも姉さんを。市会議員を4期務めて悠々自適。「あんたねえAさん好きだったんでしょ。枕並べて寝て好きといえば?Aさんと結婚しなさいよ。渡辺弁護士にお仲人頼めばいいじゃん。解放社に電話したら結婚するって」おれは結婚したいなんて考えたことないよ。好きだかどうかも。あんたの書いたのみなAさんのことばり。男らしく好きですといえば?お金貸すから東京に行って会ってきたら「お見合い」よ。振られたら諦めつくじゃん。「お見合い」なんてするか、阿川佐和子じゃあるまいし。意気地なし、私が「解放社」に電話してあげる。Aさんに会って気持ち聞いてあげるよ。ちょっとやめてよ。姉さん。一体どうなるんだろ。「花嫁」は。
ゴールデン☆ベスト
こうしてあらためて聞くと「名曲」揃い。
関西フォーク=プロティストソング=URCとの
流れではないために、あまり歴史に出てこない
ところもある。
しかし北山氏という才能を世に出したのも、
杉田氏が輝くのもこの方なくては語れない。
抒情的な曲調はURC路線からは「軽め」に
感じられたが、後のニューミュージック路線の
先駆者だったのかもしれない。
本来ならフォーク界の「大御所」としての
評価を得るべきだと、今思う。