バニラ・スカイ [DVD]
ややこしい展開に混乱させられますが、冷静に考えたら結構簡単な筋書きです。オリジナルも良いですが、全体的なスケール感と映像のキレイさ、主人公のゴージャスさではやはりコチラのほうがイイかなって感じています。
人間のエゴと本質を突いたキツイ映画です。自分が同じ立場だったら・・
やはり心が弱いから同じようになると思いますね。。
万人にお勧めできる映画ではありませんが大人の方にお勧めします。BD化希望しています!
オープン・ユア・アイズ [DVD]
後に、トムクルーズによって「バニラスカイ」のタイトルでリメイクされたスペイン映画。ストーリーを詳しく説明してしまうと面白くないので出だしだけ言うと、自動車事故で顔に二目と見られないような大怪我をしたプレイボーイの青年が、身の周りで起きる不条理な出来事に混乱していく・・。といった感じなのですが、とにかくこんなに先の読めない映画は初めてでした。また、独特の映像も印象深く、エンディングの青い空は今でも印象に残っています。私はこのオリジナルを先に見てから「バニラスカイ」を見たのですが、はっきり言って圧倒的にこっちがよいです。ペネロペクルスだけは同じキャスティングなのですが、それ以外は主演も精神科の医者ももう一人のカノジョも全部こっちのほうがよかった。「バニラスカイ」を見た人も見てない人も絶対こっちを見てください。オススメ。
オープン・ユア・アイズ
97年発表の20作目。前作完成後、リック・ウェイクマンが脱退。『Union』の頃から裏方としてイエスに関わっていたビリー・シャーウッド(g、k、vo) が正式に参加した作品。
ゲストとしてTOTOのスティーヴ・ポーカロ(k)、後にイエスに正式参加するイゴール・コロシェフ(k)がゲスト参加している。
1.は90125路線を更にハード・ロック化したかのようなどっしりとしたリズム隊が印象的。コーラスも重く、弦の絡みも素晴しい。黄金のメンバーでお茶を濁していた時代の作品とは明らかに異なる高品位かつ、革新的な一曲に仕上がっている。2.はエレクトリック・シタールが導入された中近東風味のハード・ロック。以外と珍しいジョンとクリスのヴォーカルの掛け合いやヘヴィなベース、シャーブなギター・ソロなど聴きどころ満載であり、まさに快心の仕上がり。シンプルさに徹したアレンジが功を成していると思う。3.も90125路線に70年代風のエッセンスを導入したハイブリッド的な曲だが、トレヴァー・ラビンなしでも十分に同等のクオリティを出せることを示しているかのようだ。4.はカリプソ調の佳曲。ジョンのそろにありそうなポップな曲だが、さすがにイエスでやるとサウンドの重みが完全に別次元だ。5.ではリード・ベース、そして素晴しいオルガン・ソロも満喫出来る。6.は何とレゲエだ。
とにかく聞いていて元気になれるイエスの作品というのは珍しい。曲も複雑さよりもメロディをいかに聞かせるか?ということに主眼が向けられており、聴覚上の圧迫感がほとんどなく、楽曲そのもののバラエティもかなり豊か。前向きな姿勢がヒシヒシと伝わってくる快心の一作である。
オリジナル・サウンドトラック「バニラ・スカイ」
たくさんの雰囲気の違う音楽が収録されている。
懐かしくて、初恋や昔の恋人のことが思い出せるような雰囲気の音楽。
気分次第で暗くもなり、明るくもなれるんじゃないかな。
すごく甘酸っぱい感じで結構いい感じ☆
バニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
大企業を経営し、数々の女性と付き合うハンサムで人気者である主人公の人生が
とある交通事故をきっかけに、大きく変わっていく話。
スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」をリメイクした作品。
序盤は甘いラブストーリーのような展開で「恋愛ものなのか?」と戸惑ってしまうが、
その後、唐突に話の方向性を変え、一気に恐怖を感じる展開に。
そして何がどうなっているのか混乱させられているうち、
終盤で再び大きな転換があるストーリー。
観終わってみると開始から1時間45分ほどは
すべて前フリだったことがわかる。
終盤ギリギリまでは主人公の錯乱ぶりに
観ている方も「これは何の話なんだ」と混乱させられるが、
クライマックスの大きな展開には非常に興奮した。
最後の解説できちんと理解するには相当ややこしく、
ポイントになる場面を何度も観直さないとハッキリ理解できないが、
それでも大きな魅力のある作品。
人に薦めるには躊躇してしまうほど取っつきにくいが、観る価値はある。