映画の構造分析
『哲学』というのはほんとうにヤなものだ。
死にものぐるいで見栄はって、いったい何冊の本を読んだ(ふりした)だろう。
内容は面白いほどに忘れ切っているのに…。
でもやっぱり「思考」という過程を分析的に見るのは(その時だけは)面白いと思うのだ。
で、この本はそのネタを映画に求めている訳だから面白くないはずがない、と思ったわけね。
『エイリアン』『大脱走』『ゴーストバスターズ』、それからマイケル・ダグラスの女殺しもの。
これらのロールプレイや設定の状況などがどんな根源的状況のメタファーとなっているか、それらをひもといていくのは確かに面白い。
ただなぁ…自分で見るだけだとここまで考えないだろうな〜〜〜〜、とも切実に思う。
アムステルダム 裏の歩き方
昨今騒がれている大麻ですが、この本を読むとオランダでは吸えるものの
すべてのオランダ人が大麻大好きではなく、酒やタバコのような嗜好品として
一部の愛好家が愛用しているもののようです
本書を読むと日本のメディアが騒ぎすぎということを痛感します
コーヒーショップが30軒以上紹介されていて、ネタの種類、雰囲気
などのポイントで評価されていておもしろかったです。作者主観で最悪と最高のコーヒーショップ
も紹介されていました
ドラッグ関連以外にも、日本人にはなじみのないスクワット(不法占拠物件)、
乱交クラブ、ゲイスポット、マニアックなB級グルメなどまさに、アムスの裏を紹介した本です
エロスポットやコーヒーショップマップがついているのもGOOD
旅行で行く際には地球の歩き方などと併用したいと思いました
裏窓(紙ジャケット仕様)
同時代に聴き込み、また今回の再発で未聴だった盤も聴いてみて、あらためてこの「裏窓」が全体でも1,2を争う代表作の一つと思った。
淡々と刻まれるアコースティック・ギターの8ビートでアルバムは始まる。「こんな風に過ぎていくのなら いつかまた どこかで何かに出会うだろう」、ま、そりゃあそうだろうという感じだが、その寂しい日常を歌う1曲目から、凄い説得力で、感じる人はこの時点で強く引き寄せられる。
次の「裏窓」、間奏のクラリネット・ソロが泣かせる。そして「あの男が死んだら」、アルバム中で最も強烈な印象を残す。原曲は、ミルドレッド・ベイリーの「When That Man Is Dead And Gone」で、原曲のクラリネット・ソロなどを萩原信義らがほぼ忠実にアコースティック・ギターに置き換えている。
続く古いジャズの名曲2つ、南里文雄の味わい深いトランペットが花を添える。これも、ミルドレッドのバージョンが下敷きになっていて、マキのレスペクトしている1人だったことがよく分かる。
後半、LPではB面だった部分では、詞曲とも本人の作品の「引越し」と「町の酒場で」が味わい深く、「Trouble in mind」は、萩原のアコースティック・ギターがキレキレだ。
8と10がやや弱い気がするが、これを誉めていた人も見かけた。
全体に、本人がやりたいことをやる中に、ほどよい歌謡性というか通俗的な味付けもあって、聴きやすく、聴き応えがある。また、何年聴いても聴き飽きない。名盤。もし、何か1枚というなら、これか、「灯ともし頃」あたりからお薦めしたい。
裏窓 (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】 [DVD]
この作品を観るのは2回目だが、前回観たのはだいぶ前のことだったので、どう感じたかあまり記憶にないが、今回テレビでやっているのを観て、もの凄く手に汗握る、スリル満点の展開だなぁと思った。「のぞき」から事件にかかわるという題材なので、それはそれは、危険すぎる、ヒヤヒヤのストーリーだ。「裏窓」から、他人の生活を垣間見る、なんていう発想が突飛でユニークだ。
ヒッチコック・コレクションBOX I [DVD]
「逃走迷路」「ロープ」「ハリーの災難」「疑惑の影」「知りすぎていた男」「裏窓」「サイコ」・・・ヒッチコックの面白い作品ばかりでどれも外せないですよね。ヒッチコックを知らない(観てない)人にも監督の良さが伝わる作品ばかりで安心してオススメできるDVDですね。
個人的には今も一番美しいと思うグレイス・ケリー出演作品「裏窓」がいいです。