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深川界隈(2)
真田太平記 第壱集 |
幼い頃に再放送で二十話ほど見たことがあるのですが、その時の印象があまりにも
強烈で、未だに真田幸村といえば草刈さんを、忍びの者といえば夏八木さんをまず イメージしてしまいます。(両人が最期に鬼の形相で突撃する様はまさに圧巻です) いま見るとさすがにところどころに時代を感じさせる古い演出が目に付くのですが、 近年の大河と比べると格段に面白く、1回見終わるごとに草の者の動向など史実で ないオリジナルの部分の伏線の行方が気になり、「早く次の回が見たい!」という 思いに駆られます。おそらく当時としてもそれほど製作に予算がかけられていない のではないかと思うのですが、「良い時代劇を作りたい」というスタッフ・俳優陣の 熱意があれば十分に傑作は生み出せる、という良い例ではないかと思います。 同じ思いの製作陣が揃うのであれば、ぜひ大河ドラマとしてリメイクしてもらいたいです。 |
真田太平記 第弐集 |
水曜時代劇シリーズは「宮本武蔵」「武蔵坊弁慶」と続けて見ておりました。両作品共に作品だけでなく、作品中の楽曲がとても素晴らしく、その場面場面を盛り上げるのに功を奏していました。そのおかげでより物語に感情移入し、深く感動したものです。さて「真田太平記」ですが、作品の内容はこれまでのレビューの皆さんが申している通り、脚本や役者陣含めてとても素晴らしいものがあります。しかし、本作品では音楽がどうにも盛り上がりに欠け、せっかくの場面場面での感動が今一つです。これは個人の好みの問題なので、どうでも良い事かもしれません。ただ、音楽が作品の良し悪しを左右することがあるという事を再確認させられた作品でもあります。 |
鬼平犯科帳 第1シリーズ DVD-BOX |
時代小説家として、不滅の人気を博している池波正太郎。
その代表作だけに、その「つくり」は、まさに原作そのままです! 原作者自身が配役にもアドバイスしただけに、演じておられる俳優さんも絶妙で、奇跡のように一人残らず「はまり役」です。 池波正太郎が、元々舞台やお芝居の脚本を書いていたと聞いて「なるほどなあ」と感心したものでした。 また、鬼平シリーズの特徴として、「時代劇=勧善懲悪」じゃないことも挙げられます。 良いことをしていても助からない人や、うまく逃げてしまう悪党などもいたりで、決して一筋縄で行かないあたりも、さすがです。 音楽や映像もさることながら、料理と食事の描写に定評がある池波正太郎だけに、すごくご飯を食べるところがおいしそうでした。 このシリーズは、「時代劇なんて、インロウ出して終わりでしょ?」とお思いの方に、何が何でも観ていただきたいです。 中村吉右衛門さん独特の声で「火付盗賊改方、長谷川平蔵である!」と言う場面は、何度見てもシビれますよ。 まさしく、珠玉の名作です。 |
男の作法 (新潮文庫) |
私は池波先生の大ファンです。
特に、鬼平犯科帳の「悪を知らずに悪を斬れるか」というところなどには、しびれてしまいます。また文体も好きです。 何気ないようでまったく隙のない文体。 さて、本書です。 正直な感想を申し上げます。 男の作法には金がかかって、私には到底無理です。 「わさびをしょうゆにとかない」・・・常識として知ってはいますが、 この前提になっているのは、本わさびを使っていることでしょう。 例えば、私が同僚と居酒屋チェーンにいくとします。 そこでもわさびをとかずに食すべきなのでしょうか。 見るからにときわさび、あるいはチューブモノでも。 そういうことではないんだよ、心意気というものだよと おっしゃるかもしれませんが。 |
西郷隆盛 (角川文庫) |
西郷隆盛というと明治初期の旧守派の大将で、近代的明治政府の軍隊に鎮圧された賊軍の首領という印象しかもっていませんでした。一方、南洲遺訓といった憧憬者の本もあり、そのギャプを不思議に思っていました。そこで、遺訓を読む前に、この本で一流の時代劇作家の目からみた人物像を読んで見たいと思ったのです。 読んでみると、心に染み入るような西郷の人物像が描かれおり、純粋なるゆえに時代の流れに器用の乗れず、死に急いだ人物の生涯に感銘を受けました。日本流のリーダーの素晴らしさと限界をともに感じた一冊で、社会人にも若い世代にもお勧めできる小著です。 |
こんな 池波正太郎 の夢を見た!
バラエティ番組で人気を集めている 池波正太郎にとって「せきららは恥ずかしいというイメージがある」そうで、「恥ずかしくなるような」歌詞が満載だ。
初めてのDVDで面積の小さな水着に挑戦し、「撮ったときは恥ずかしかったけど、映像を見てみたらいい出来でした」と笑顔。おどろきだったのがお風呂のシーン。「立ち上がったり座ったりを繰り返したんですけど、男の人はこういうのが好きなんだって言われたんです」と不思議そうに話していた。
ふむう~。それならばぜひこの言葉を贈りたいと思います。。
『 娘が三人の求婚者にいやだといってしまったら、今度は自分から行って求婚しなければならない。 』( スウェーデンのことわざ )
よ~く考えなあかんで!
きら さんのレビュー
鬼平・剣客商売…江戸の人情を書かせたらピカイチなこの方による食べ物論です。 その生き方、食べ方、これまたヤボが一番嫌いな東京っ子の「粋」にうっとり。
「信長と秀吉と家康」 池波正太郎
池波 正太郎 PHP研究所 売り上げランキング: 9894. Amazon.co.jp で詳細を見る. PHP文庫です。ちょっと珍しいなぁと思って手に取りました。 池波さんが若い時の信長から、秀吉が出てきて、家康が力をつけるまでを書いてます。 ...
江戸の暗黒街 池波正太郎著
これまで池波正太郎の小説を読んだことがなかった。 この「江戸の暗黒街」が初めて。 内容は、香具師の元締めを中心とした、 江戸の裏家業の人々を描いた短編が載せられている。 それぞれの話の構成が工夫されていて、 謎解きあり、意外な結末あり、 ...
江戸の風流を解する舌
池波正太郎の小説「剣客商売」や「藤枝梅安」シリーズに、大根の料理が良く登場する。 「たっぷり出汁を取って、その中に千切りにした大根を入れ、さっと煮立たせる。 寒い夜は、これで燗をした酒を呑む・・・・」などなど。 池波の小説は、素朴な食材の ...
池波正太郎 鬼平犯科帳 中村吉右衛門
2008/08/26 09:15:14 記録.
池波正太郎が愛したバー
池波正太郎が長年通ったBAR、、横浜 シーガディアン 落ち着いて飲めるなんとも優雅な気分に浸れるバーで有る事だけは確か? だが値段も高い、1杯飲んですぐに退散、 この日は白州12年をロックで、相方はキューバーのなあんだったっけ(忘) 帰りに、 ...
『朗読 鬼平犯科帳』で“江戸の匂い”を愉しむでござる
池波正太郎の『鬼平犯科帳』を原作に忠実に朗読。墨絵や江戸の町並み図、作中に登場するお寺の映像等を交えてお送りします。池波ファンにはたまらない池波正太郎・自筆画も登場!語りは鬼平ファンのアナウンサー・野間脩平。 ...
真田騒動-恩田木工- / 池波正太郎
池波正太郎著「真田騒動-恩田木工-」を読んだ。 本書は5話からなる短編・中編小説集で、真田信幸時代のもの3話、その後の松代藩を描いた物2話となっている。 以前読んだ「黒幕」内にあった「獅子の眠り」にて真田信幸と酒井雅楽頭との攻防を読み、真田物 ...
時代劇講座リニューアルのお知らせ(北千住篇)
題名:池波正太郎の映像世界 講座内容: 深みのある人間描写、豊かな情緒、そして一筋縄ではいかないストーリー…… 池波正太郎原作の映像作品は我々の心をつかんで放しません。 本講座は「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人梅安」「雲霧仁左衛門」といった ...
豆腐
武蔵小山の宝来屋さんももうだいぶ高齢だし、後継者がいればいいのだが、 宝来屋さんの豆腐は昔の味、 池波正太郎氏も食べたかなぁ~ 散歩の途中で買って帰った事もあるようないかにも池波正太郎好みの店、 鄙びて、昭和の臭いがする、 ...