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戦国自衛隊 |
「戦国時代に自衛隊がタイムスリップしたら・・」という設定を、思いつくまま角川春樹がズガーンと力ずくで映像化した映画。好きな人は心に響くものがあるだろうし、興味ない人はおそらく一生見なくても困らない。武田騎馬軍団と忍者部隊にフルオートで乱射する自衛隊、敵の首級を挙げたあと、ヘリで逃げ去る戦国武将、足軽部隊に容赦なく手榴弾を投げてドカーンと破壊するシーンの数々は(好きな人には)興味深く、見たい映像が現実化されているものと思う。お金も相当にかけている。武田騎馬軍団と自衛隊との戦いは大迫力。自衛隊員それぞれの人生とドラマがあり、個人個人のエピソードと性格設定が大変細かい。映像のひとつひとつが意味をもつよう、工夫して作られている。主演男優の迫力も見事。映画としての総合的な欠点は、ところどころスローモーションになって音楽が入るが、ミスマッチな音楽な上にやたら長くて疲れること、話が長すぎて最後の締めがうまくないこと。
着眼点と、映像化した力技には星5つつけたいが、欠点をふまえて星4つ。 |
戦国自衛隊 関ヶ原の戦い |
良くも悪くも戦国自衛隊らしい
作品。家康、小早川の見方が変 わるかも。徳川の忍びは登場す るのに半蔵は出てこない。自衛 隊は半蔵を使う程の相手でない ということか?第1部までは良 かったが…。第2部ナレーショ ンの神谷明さんは違和感有り。 ラストに納得できれば良作か? |
戦国自衛隊 DTSコレクターズ・エディション |
一気に最後まで見通させる力のある映画だ。
特に武田信玄の軍勢と自衛隊が戦闘するシーンは白眉で、観客の「みたいもの」を惜しみなく見せてくれる。その上で当時(昭和50年代)の「現代」が得たもの、失ったものを描いてみせる。 昭和と戦国時代のどちらがいいとも結論を出さず、観客に委ねるところもいい。 ちなみに、僕は、息苦しくても「現代」の方がいい。日常的に命の危険が伴う「自由」は要らない。千葉真一演じる伊庭さんに撃たれそうだが(笑)。 |
名短篇、ここにあり (ちくま文庫 き 24-1) |
オビに「北村薫と宮部みゆきのお薦め12篇」とありましたが、わたしのように文学作品に詳しくなく、ひいきの作家も特にいない読者にとっては、本書のようなアンソロジーはとても有難いです。
初めて読む作家が多かったのですが、練達の筆致で描き出される作品は、どれも巧みな語り口で物語世界の中へといざなってくれる。素朴な小品が多いので、やや物足りなく感じる読者もいるかもしれませんが、小説を読む楽しさを改めて感じさせてくれるような、味わい深い短篇が揃っていると思います。巻末の、収録作品をめぐる北村、宮部両氏の対談も、作家ならではの読み方がうかがえて、とても面白い。 全12篇の中から、いくつか特に印象に残ったものを挙げると― 城山三郎「隠し芸の男」は、新年の宴会でへそおどりの隠し芸を毎年披露してきた銀行員の話で、一見ユーモラスな中に、身につまされるようなやるせない読後感を残す。 吉村昭「少女架刑」は、一人の少女の遺体が献体に出され解剖されていく様が、少女の魂を介して語られていく。繊細さと生々しさがない交ぜになったような特異な作品で、寂寞とした哀しみが滲み出てくる。 多岐川恭「網」は、恋人と別れさせられた男が企てた計画殺人の顛末を描いた娯楽サスペンス。一幕のドラマを見ているような作風で、短篇ならではのコンパクトな面白さがある。 戸板康二「少年探偵」は、小学生の<足立君>が、なくなった物の在り処を次々に言い当てていく話で、子供の心が巧みに捉えられた、愛着をおぼえる一篇。 井上靖「考える人」は、一体の木乃伊(みいら)をめぐる考古ミステリーのような趣があるしみじみとした作品。主人公の男は、かつて旅先で目にした印象的な木乃伊との再会を期して、仲間と東北へフィールドワークに出かける。そして木乃伊となった男の生前に思いを馳せていく。 円地文子「鬼」は、ある女性の結婚の行く手にいつも<鬼>が介在して邪魔をするという、オカルト的筋立ての怪奇譚。目に見えない呪詛の怖さがじわっと醸し出されてくる一方で、女性の幸せな生き方への問いも感じる。 |
完本妖星伝〈3〉終巻 天道の巻・人道の巻・魔道の巻 (ノン・ポシェット) |
読まずして死ぬことは不幸な小説ベスト1! SFの枠に留まりきれない、この世の真理がここに有ります。 半村良、そして日本SFの金字塔。 娯楽小説としても圧巻! 残念なのが、オリジナルの横尾忠則の素晴らしい表紙、内表紙、そして、オリジナルを知る者のみが知る色文字が今や古本屋でしか手に入らない事! |
完本 妖星伝〈1〉鬼道の巻・外道の巻 (ノン・ポシェット) |
若かりし中学生の頃(笑)、何かの書評に載っていたのをたまたま観て試しに1巻を購入したのが全ての始まり・・・
以来約25年間、様々な小説を読んできたけどいまだにこの作品を超えるものには出会えない。 人生、神、歴史、愛、科学、哲学、性、社会、善悪、想い、およそ考えられる全てのテーマを網羅し、なおかつとてつもなく面白い!!! この小説を読まずにいることは人生の不幸だと思います。 私は人生観すら変わりました。 この素晴らしい作品を一人でも多くの方が読んでくれることを願ってます |
こんな 半村良 の夢を見た!
スポーツで鍛えた肉体とガッツに自信ありの 半村良。セブ島で撮影した今作品は2作目となる。
オススメはジャケット写真にも採用された「白い水着で猫を演じているところ」。電動歯ブラシをGカップの胸に挟むという新境地にも挑んでいる。
、、ってそんな話を聞いたらやっぱり思い出したのがこれっすね。
『 運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する。 』( ショーペンハウエル )
どういう意味やねん^^;
「下町探偵局 PART1・PART2」 半村良:著
これも、初めて読んだのは昭和59年頃の文庫です。読み返すのは初めてではないけれど、はっきりと覚えている部分のほうが少なかったりします。下町(しもまち)さんが、下町(両国)で開いた探偵局でのお話です。それぞれ何話かずつに分かれながら続いて ...
株式会社フジフレックス さんのレビュー
【分類番号】13-43 【保管場所】本社工場.
闇の血族・その壱[四百弐番]
しかし、半村良と言う作家が、小説の中でその存在を明らかにしてしまった。 エライことじゃ・・・. さて、ワシが言い残したかったのは、その中の一つの「笑部(わらべ)」のことじゃ。 世の中の闇に潜み、さりげないお笑いネタを広め、民を癒やす血族な ...
半村良「わがふるさとは黄泉の国」
半村良 「わがふるさとは黄泉の国」. わがふるさとは黄泉の国. 著:半村 良. 角川書店(1976-09). powerd by A-mylist. 私の持っているほうは角川書店版のほうです。 もうひとつ、早川書房でも出されていますが、. 早川のほうは作品数が少なくなっています。 ...
半村良 『となりの宇宙人 半村良短編集3』
半村良著 『となりの宇宙人 半村良短編集3』(角川文庫/1978年刊) を読む。 となりの宇宙人 真夜中、安アパートの裏庭に異常な衝撃を起こし、UFOが不時着した! 中からはい出てきたのは迷子宇宙人の宙さん。 彼をマスコミ攻勢から守り、一緒に遭難した ...
およね平吉時穴道行:半村 良
およね平吉時穴道行 改版 角川文庫. 半村 良著. 出版 : 角川書店. 発売 : 角川グループパブリッシング. サイズ : 15cm / 340p. ISBN : 978-4-04-137534-1. 発行年月 : 2008.6.
どぶどろ 作:半村良
残念である「半村良」っと言えば有名なのは「戦国自衛隊」(1971)かと思う映画にもなっているし2005年にリメイクもされておるでの私が「半村良」っと最初に出会った作品は「妖星伝」(1973)である徳川吉宗の時代に現れた鬼道衆らが巻き起こす超常現象 ...
図解 吸血鬼
吸血鬼は、けっこういろんな所で活躍していますねぇ。復活能力というか、死なない(もう死んでるともいいますが)というのが、やっぱりかなりボスキャラに相応しいのだと思います。 これは、「美夕」まで載ってて、楽しめました。半村良とかは、載せても ...
小説 「名短篇、ここにあり」
半村良 (はんむら りょう) 冷たい仕事 … 黒井千次 (くろい せんじ) むかしばなし … 小松左京 (こまつ さきょう) 隠し芸の男 … 城山三郎 (しろやま さぶろう) 少女架刑 … 吉村昭 (よしむら あきら) あしたの夕刊 … 吉行淳之介 (よしゆき じゅん ...
人間狩り-東北自治区 半村良-視肉のフォロー
■「視肉というか培養食用肉の開発」で紹介した半村良の「二〇三〇年東北自治区」が文庫化される際に改題して「人間狩り」になっていたことを最近知った。 Amazonを検索してちゃんと読めば気付けたはずなのだが。 ...