テイルズ オブ レジェンディア 誓いの星 下 (ファミ通文庫)
プレイステーション2で2005年の夏に発売された『テイルズ・オブ・レジェンディア』の小説版です。
他のテイルズシリーズの小説は1シリーズにほとんど3巻以上発売されていました。
今回レジェンディアはテイルズシリーズの上位を争うくらいストーリーの量が多いのですが、それを2巻で構成しているので、なんだかよいところだけを載せたような気がしました。
僕が星を4つにした訳はこのような理由です。
下巻なので、ストーリーは最終章へ向かいます。
とにかく大好きな(?)シャーリィーを助けたいと必死の主人公のセネル。
しかし、シャーリィーを助ける旅の途中でいろんな事件が待ち受けます!
ゲームをしていないとわからないという難しい単語はあまり出てきませんので、とにかく感動してみたい!と思う方には非常にお勧めです!
テイルズ オブ レジェンディア
レビューを見ていると、「音楽は良いが…」という意見が多かったので、私も今まで敬遠していたのですが、他のテイルズは全てプレイしたので、これも取り敢えずやっとくか、という感じで始めたのですが。
とても感動できました。素直に良作だと思います。
他のテイルズ作品もやりましたが、クリアして涙が止まらなくなり、こんなにも暖かな気持ちになったのは、これが初めてです。
キャラクター同士の絆が丁寧に、矛盾なく描かれていて、自分も仲間に、家族になった気分になれました。
もちろん私がそう感じただけで、万人が感動できるかはまた別ですが。
台詞まわしは若干青臭さがありますし、命がけのわりには綺麗事や甘ったれたことを言ったりしているので、そういうのに虫酸が走るって言う人はアビス等の方が受け入れやすいとは思います。
操作性に多少難ありですが、ストーリーの良さで相殺出来ると思います。
キャラクエでは、どのキャラクターのお話でも私は泣いてしまいましたし、みんなを好きになりました。
ラストはもうポロポロ涙が溢れて……。
他の方も言っていますが、本当に映画を見終わったような気分です。
音楽がまた、気分を盛り上げてくれました。
根強い固定ファンがいるシリーズなので、お勧めしますと胸を張って言いづらい部分はありますが、少なくとも私は今後、チームメルフェスの新作テイルズが発売されたら是非購入したいと思っています。