1933年映画版「KING KONG」 PVCフィギュア キング・コング
現物を手にとって、本編のコングと比較してみると…
眉が薄い、下顎のボリュームが足りない、鼻の穴がちょっと小さい、眉から頭頂部へのライン(特に側面)が全然違う、顔が妙につるっとしてる、頭頂部のモヒカン状の突起(毛並み)がない、などなどかなりのチェックポイントが。
また胴体横幅がややボリューム過多、足がちょっと短すぎ、など、プロポーションにも少々難ありで、全身の表情も、やや硬い。で、回転可動するのは首、肩、股間の計5箇所。
以前に他社から発売されたコングのソフビと比較すると、全体的な表情の豊かさではビリケン商会の「ゴリラ1(笑)」に及ばず、プレイバリューでは全身十二箇所可動で、アンを握った右拳と差し替えが可能だったマックスファクトリー版にも及ばず、といったところ。
版権の関係から滅多に商品化されないキャラだが、期待していただけに、点数は少々、辛くならざるを得ない。
エクスプラスの商品は、ハリーハウゼンのキャラクターが出来がよかっただけに、余計残念である。
PETER JACSON'S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー
Xbox360の初期に発売された上に「映画作品のゲーム化」ということで
相当にイマイチな臭いが漂っててなかなか買う勇気が出ないソフト。
しかしこれが意外なほど面白く、ゲームとしてもよくできていた。
「キング・コング」といえば1930年代・1970年代の古き良き映画として有名だが、
このゲームは2005年制作の
ピーター・ジャクソン監督版「キング・コング」を基にしている。
映画を観た人ならばわかるが、相当忠実にゲーム化されており、
映画の内容をなぞるようにゲームが進められていく。
特徴的なのは人間だけでなくキング・コングを操作する場面もあること。
ゲームの冒頭にわずかながら映画のシーンが再生されるが、
映画を観た人でないとおそらく意味がわからないだろう。
基本的には
「イマイチな作品しか撮れないダメ監督(熱意は人一倍)が
女優とスタッフを連れて、映画撮影のために
誰も寄り付かない辺鄙な島に船で向かう」
という部分さえわかっておけばよい。
基本は撮影チームのうちの男性スタッフとして
FPS型のゲームが進行される。
しかし、事故の関係で銃はかなり貴重な武器となっており、
基本的には地面に刺さっているヤリを抜いて使うことになる。
操作に関しては序盤にチュートリアルがあるのですぐに慣れる
このヤリの存在が非常に独創的でゲームを面白くしている。
突く動作は弱いので、大半は敵に投げて使用するが、
一撃で死なない場合が多いので、投げた後は敵から抜くか
また落ちているヤリを探してこなければいけない。
つまり、正面から戦うのは相当に不利な設定になっている。
しかし、人間側には「火」と「知恵」という大きな武器があり、
そこらの火鉢でヤリの先に火をつけて投げれば
敵を少し燃やせる火矢のような使い方ができる。
それだけでなく、地面に生えている燃えやすい草に火をつければ
辺り一面を炎に包んで敵を倒すこともできるし、
飛んでいる昆虫をヤリで突き刺して遠くに投げれば
敵の集団をおびき寄せて、その間に通過することもできる。
主人公はライターを持っていないため、
ヤリを燃やすための種火は現地で探さないといけないし、
一度つけた火が滝の水などで消えてしまわないように
うまく持ち回る必要がある。
ヤリ以外にも動物の死骸から回収できる骨は
攻撃力は弱いものの代替品として使えるので
ゲーム中は終始、ヤリと火を探しながらの旅となる。
ごく稀に銃が手に入るが、弾薬が限られているので
いざというときに取っておきたい気分になる。
その割に敵として大ムカデや恐竜が容赦なく出てくるため
逃げながらヤリを投げつけて戦う原始的なFPSになる。
難易度変更はできないが絶妙なバランスに調整されていて
かなりのドキドキ感とサバイバル気分を味わうことができる。
生き残った数少ない仲間は(監督以外は)なかなか頼りになるので
仲間と一緒に行動しているときの安心感もリアルだ。
そうこうしているとキング・コングを操作する場面が出てくるが
このときはコングを第三者視点で捉えるカメラとなり、
コングの暴れっぷりを見ながらプレイすることができる。
コングを操作しているときの「キング・コングっぽさ」も素晴らしく、
両腕を振り回して敵をなぎ倒し、物をつかんで投げ、
弱った敵を地面に叩きつける雰囲気がよく出ている。
さらに、ジャンプボタンを押すと近くにある壁や柱に飛び移れるが、
樹をブランコのように使ってジャンプするときの
フワリとする浮遊感が最高に素晴らしい。
身体が大きいのでゆっくりとした揺れなのに
他のアクションゲームでは味わったことがない気持ちよさがある。
同時に、コングの気に入った女性を抱えながら移動し、
進めない障害に出くわした場合は女性を下ろして
道を通れるようにしてもらう、という演出もある。
この間も女性が襲われないように必死で戦うのだが、
女性とコングを同時に映す映画的なカメラワークが見事。
後半は人間側とコング側を頻繁に交代しながらステージを進めるが
自然とキング・コングの方に強く感情移入するようになっていて、
ニューヨークで高層ビルに登る有名なラストシーンでは泣きそうになる。
ジャングルの場面が多いが、グラフィックもなかなかに美しく、
特にキング・コングの顔つきや体毛のフサフサ感は優秀。
数少ない不満点としては、人間側で瀕死になったときに
かなり画面が暗くなり、やたら画面が見づらいこと。
敵の方向を見失うことが多いし、ほぼ接近戦なので
画面が見にくいと余計に対処ができなくなる。
どんなに時間がかかってもクリアまでは10時間未満と
一般のゲームに比べると短いボリュームだが、
常時ドキドキする緊張感が続くので、このぐらいがちょうどよかった。
終わったあとには長い映画を観終わったような達成感がある。
割とよくゲームオーバーになるが、かなり親切なタイミングから再開できるし
バランス調整が優秀なので、多くとも2、3回のチャレンジで乗り越えられるはず。
とにかく偏見を受けやすいタイトルだと思うが、
まさに隠れた名作というやつだった。機会があればぜひ。
キング・コング [Blu-ray]
私はこの映画はそんなに好きではありませんでした。ブルーレイの高画質で観るまでは…
特に大金を贅沢に使ったウルトラ超大作であるからなおさらです。ブルーレイの高画質で暴れ狂う怪獣どもを拝まなきゃ意味ない。エクステンデッドで登場する巨大魚のシーンやトリケラトプスのシーンが最高です。あとは、コングと美女のラブロマンス的なシーンが蛇足でした。でも面白いです。
PETER JACSON'S キング・コング オフィシャルゲームオブザムービー
暇つぶしに中古で購入しました。感想はというと、タイトルのとうり、ディノ○ライシスの面影を強く感じましたね!正確に言うと、ディノ○ライシス+ゴールデン○イ=キングコング。といったら想像出来るだろうか(?_?)さて、本題の評価だが、グラフィックはキャラ以外は普通に綺麗で、音楽も悪くはなかったです!使用可能な武器は、確かピストル・マシンガン・ショットガン・スナイパーライフル・後ヤリです。ヤリの攻撃力は多分最強だと思います(笑い)まあ、普通に面白いゲームなので、買って損はないと思うよ!後、一点減点した理由は武器のバリエーションが少ない事と、体力が見えない事で減点しました!
キング・コング プレミアム・エディション [DVD]
オリジナルへのリスペクトを忘れず、撮りたいものが撮れるようになって、新しい技術を手に入れたらこんな風に作りたいという意気込みが伝わってくる、まさにオタク監督渾身の1本ですね。とことん究極の“見世物”に徹している。監督のその姿勢は潔い。
まったく上映時間は3時間8分と、かなり長いです。と、いうのも前半の登場人物について、さらに中盤からのコングと美女との交流についてかなりの時間を割いているから。
お陰で、髑髏島での騒動、ニューヨークでの混乱での登場人物たちが単なるやられ要員の域を超え、より味わい深いものになっています。もちろん、話は怪獣と美女との、恋愛も人間愛も超越した愛情を描くものだから、深く描かれている分だけラストの感動も大きいというものです。またナオミ・ワッツ扮する女優がコメディ専門という設定が活きています。
最新技術と融合して生み出したコングの表情。美女の様子をうかがう仕草、恐竜との闘いの後に生死を確かめるところなどの動きも細かい! コングの手の中からのナオミ・ワッツの目線とか、誰も考えつかないようなカメラワークが凄い。地平の向こうから照らす朝日が美しい。あと、個人的に一番好きなシーンは、コングが凍った川でアイススケート(?)に興じるシーン。ユーモアあふれ、ロマンティックで忘れがたい名シーンでした。