新日本紀行/冨田勲の音楽
冨田勲といえば、シンセサイザーで一世を風靡したが、あの有名な「新世界紀行」の作曲者であり、「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」等初期の手塚アニメの音楽担当者でもある。その後もドラマや映画など、様々な音楽を担当してきた。
今このアルバムを聴きかえすと、いかに冨田氏の音楽が私の生活の中に溶け込んで、人生の中のふとした場面と結びついていたかを感じさせる。
永遠の郷愁、日本人の心の原風景郷とでもいうべき「新日本紀行」、放映当時幼かった私はは鄙びた田舎の番組だと思っていたが、今振り返れば冨田氏の音楽は映像とダイレクトに結びついて、あの頃の風景の中に戻りたいという思いを抱かせる。
そして幼い頃、レオやサファイアの活躍に胸を躍らせた頃の記憶も甦る。大河ドラマを家族団らんで観ていたあの頃。
…冨田氏の音楽は1960年代以降日本人の生活に欠かせないものだったと思う。
そんな冨田氏の数々の名曲が、一枚のアルバムに集約されて残されていることは誠に嬉しい。日本人の貴重な財産ではないか。(放映当時の音源が収録されていたら、尚良かったと思うが、それは過ぎた願いだろう)
ジャングル大帝(新) DVD-BOX 1
私の一番古い記憶に、新ジャングル大帝のTV放送がある。主人公レオは、人間に育てられた身でありながら、野生のライオンの王となる。密猟者に父親のパンジャを殺され、その悲しみや怒りを持つが、育ててくれたヒゲ親父やケン一の優しさもしっている。人間は、レオ達にとって悪魔にも天使にもなりうる存在。レオは人間の本当の姿が天使であると思いたくもあり、心が揺れていく。ディズニーにあるような、「悪い奴」はこの作品の中では悪くもありながら悪くもない。悪人と善人とはっきり区切らず、両方の姿を持つ登場人物。手塚先生のものの見方がよく反映された、すばらしい作品だと思う。
ジャングル大帝(新) DVD-BOX 2
18歳になっても号泣、もしも人間と動物たちが話せたら無駄な血を流さなくてすむとか甘い考えもしたり人間の欲望のため森を荒らす非道さなど考える事ができます、自分の考えと違っても涙が止まらないラスト。人を噛み殺すシーンとか残酷なシーンもあるけど小さい子供たちに見せたい作品。
交響詩「ジャングル大帝」<2009年改訂版>~白いライオンの物語~(DVD付)
ジャングル大帝2009をネットで見て
早速購入しました。
CDにはナレーションが入ってしまっています。
お話がメインなのでしょうか?
でも音楽がストーリーとリンクして
物語に引き込まれるところは「さすが富田勲だな」と感じさせます。
正直CDを聞いただけだと星2つです。
DVDではナレーション有り、なしや2ch,5.1chの選択ができます。
こちらがメインと考えたほうがいいです。
サラウンド版はとても楽しめました。
ジャングル大帝の世界に自分も迷い込んだような
迫力は”子供のための”にふさわしい力作です。
レオがハンターを追いかけている様子や
その他、様々なところで360度
、スピーカーを使った工夫が見られます。
ここまで凝ったサラウンド音楽は映画も含めて私は聞いた事が
ありません。
なので絶対5.1chで聞く事をお勧めします