バム‘s アンホーリー・ユニオン ハードコア関白宣言 [DVD]
本家のMTVのサイトで全編を見ましたが、VIVA LA BAMを期待すると
見事に裏切られます。
なぜならヴィトが全く出てないからです。
正確に言うと最終回で数秒見切れますが、ヴィトの存在自体が無かったことに
されています。ヴィトはバムの番組には無くてはならない存在で
VIVA LA BAMが長く続いたのもヴィトの存在が大きく関係しています。
シーズン5では主役クラスの扱いを受けていました。
ヴィトが出れない理由は「ある事件」を起こしたからなのですが、
それが無ければアンホーリー・ユニオンにも出れたはずです。
VIVA LA BAMは笑えるシーンや破壊シーンが多いのですが。
アンホーリー・ユニオンは逆に感動のシーンが多いです。
台本のあったVIVA LA BAMよりある意味リアリティ番組らしくなった
とは言えます。
さだまさし ベストデビュー30周年記念リマスター盤
オレは24でロックバンド組んでる人間でして、ハードロックやメタルばかり聴いてるんですが、さだまさしさんは本当にリスペクトしてます。
正直、ロック分野の桑田佳祐さんや矢沢永吉さんより好きです。
このアルバム、本当にいい曲ばかりです。もっともっと若い人にも聴いて欲しいんですけどね。
さださんの曲は本当にクオリティーが高く歌詞も深くて、繊細な楽曲もあり、力強さを感じる曲もあり、遊び心を感じる楽曲もあり、本当に凄いですよね。ベスト2も素晴らしいですが、やはりこちらのほうが聴いてしまいます。
そして何よりさださんのベスト2に書かれていた「本当のベストアルバムは次のオリジナルアルバムだ」の言葉。これが本来はアーティストとして当たり前なのですが、還暦をむかえた?むかえる?人でこういう発言ができるのは凄いことだと思います。
ハミング・スイッチ
彼女の「いいとこどり」ではなくて、エッセンスがふんだんに織り込まれた作品。
収録は6曲で 価格はミニ・アルバム並み。
しかも オリジナルは3曲で 後はカバー3曲。これって どう?
そんな間に合わせた感じのする選曲だけれど…
これが いい意味で期待を裏切ってくれるのだ。
1曲1曲がすごく生きている。
その曲が持つポテンシャルを、最大限に引き出し、声にして響かせる。
いや、声だけじゃない。 本質はきっと構成力にあるのだろう。
幸せマチコさん のテーマ(?) である タイトル曲は爽やかで、すぐにクセになる。
たぶん誰でも 「あっ、これ聴いたことある」 と思うのではないだろうか。
大胆なアレンジに染められたカバー3曲は、ほぼ新曲といってもいい仕上がり。
あの はじめて名曲に出逢ったときの 背筋が震える感覚がある。
人並みはずれた感受性と表現力を持ったボーカリスト。
ずいぶん前に他のレビューで、作詞をしないアーティストに気持ちを乗せることはできない なんて書いたことがあったが……
彼女の歌をはじめて聴いたときに
「こんな人いるんだっ!」
と驚き、正直 間違っていたことを思い知らされた。
オリジナルをもっと聴きたければ 『二階堂和美のアルバム』 が、
カバー曲をもっと聴きたければ 『ニカセトラ』 がオススメ。
彼女の雰囲気にのまれて、他の作品が聴きたくなってくる名盤です。
いいうたいろいろ
沢知恵のスタイルは、ピアノの弾き語りですが、ピアノも歌も上手で、しかも器用な歌手だと思います。
シンガーソングライターなので、自分の持ち歌も個性的ですが、他人の曲をカバーする時のアレンジがかなり大胆なので、かえってカバー曲を歌う時の方が彼女の個性がよく表れます。
沢知恵は、曲によって自在に発声を変えます。地声は、よく通る明るい声なので、人生の応援歌などを歌う時にもってこいです。
でも、微妙なニュアンスを表現するには明るい声だけでは不十分、というわけで、声をつぶしたアニメ声や、囁くようなウィスパー・ヴォイスや、ジャズ・シンガー顔負けのソウルフルな歌い方をしたりと、実に多彩な歌い方のできる人です。
このアルバムで、彼女の特徴がよく出ているのが「逆・関白宣言」。さだまさしの歌に対する反歌の形をとった歌で、ユーモアたっぷりに歌い上げています。ホント、傑作です。
その他、「人生いろいろ」も「死んだ男の残したものは」も「さざんかの宿」も、沢知恵以外の歌手では聞けないような味のある歌が聴けます。カバー曲を聴く醍醐味ここにあり、という言い方がぴったりのアルバムです。とにかく、面白いですわ。