黒革の手帖〈下〉 (新潮文庫)
銀座を舞台にした“逆・細うで繁盛記”。「銀座」「立身出世」「男たちの欲望」「女同士の確執」等々、大衆受けしそうなアイテムを駆使しつつも、そこは松本清張のこと、当り前のサクセス・ストーリーになるはずがありません。「悪女小説」的な前半から、後半の意外性に満ちた物語展開(僕はカトリーヌ・アルレーの『わらの女』を連想しました)で読ませます。リーダビリティの高さは、著者の数ある長編の中でも上位にランクできるのではないでしょうか。
尾崎秀樹は本書の解説の中で「ミステリーではない」と明言しています。確かに謎に満ちた殺人事件が起きる訳ではないのですが、ヒロイン元子がのし上がっていく過程はスリリングですし、後半、彼女に対して張り巡らされた罠の巧妙さ、大胆さは、ミステリならではの面白さが満喫できます。それにしても、著者のヒロインを追い詰めていくやり方は、半端じゃないですね。ラストの落ちも、ここまでくると怪談です。
著者の後期作品の中で、特に人気が高いのも頷ける出来栄え。サスペンス小説の面白さに満ちた佳作です。
コクヨS&T カバーノート[SYSTEMIC](システミック) 2冊収容タイプ セミB5 黒 A罫 40枚 ノ-653A-1
仕事で使っていますが、もう手放せません。
シンプルな形の製品なので、自由にカスタマイズできるのがこの商品の最大の特徴です。
外側にペンを付けても良いし、内側にノートなどを挟みこんでもOK。
色合いも落ち着いていて、お客様の前で出しても違和感ありませんし、極端にダサいというわけでもありません。
以下、自分の使用例です++++++++++++++++++++++
ノートは、キャンパスの月間ダイアリーと無地50枚ノートを挟みこんでます。
内側には、A4クリアファイルをA5サイズ位に切って、そこに半分に折ったA4書類を挟みこんで管理してます。
他にも、カバーノートの上にダブルクリップを10個位つけたり、外側のポケット部に各種ボールペン、シャーペン、
ペン型消しゴム、ペン型ノリ、カッター、蛍光ペンを付けてます。
あと、ポストイットフラッグスをカバーノート内側に張りつけたり、クリアポケットに領収書・名刺・各種チケット
を集めて挟み込んだりもしてます。
このカバーノート一式があれば、たいていの出張や会議、日々の業務がこなせるようにカスタマイズしてます。
(自分は多少厚くなっても一つにまとまってればOKなスタンスでやってますが、もちろん、もっとスマートに使用する
ことも可能です)
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不満らしい不満はありませんが、もっと挟みこめるカバーノートがあったら、そっちを買うかなと思うくらいです。
ex)50枚ノート3冊、USBメモリやケーブル類を収納する厚みを確保…
黒革の手帖スペシャル~白い闇 [DVD]
主人公(元子ママ)の華やかさは連ドラ黒革シリーズから引き続き魅了させられた。華やかで悪女の面と、社長の情熱に少しずつ惹かれる純粋な一面とのかけあいにドラマにひきこまれます。元子ママの美に魅了される周囲の男達、同姓から見ても同感。サスペンスとしては単純だが、それが主題のドラマではない。
最後の銀座に戻るという締めくくりで、次回シリーズが待ち遠しい。
本牛革 イントレチャート 二つ折り 短財布 ホワイト×ブラック 編み込みレザーウォレット 黒×白
今日をつきました。箱のなかをあけてみたら、見た目の写真イメージとぴったりでしたとても、早く手、商品もきにいってます。また、おせわにになります。
松本清張 けものみち DVD-BOX
CMで初めて見て「絶対最後まで見よう!」と思ってから毎週、欠かさず視聴していました。
確かに面白かった。特にというか、やはり平さん演じる麻布の老人はまさに化け物のような雰囲気でありながら、どこか淋しい、虚しさを感じる孤独な老人の一面もあるという、微妙な役を見事に“我がもの”にしています!私はこの人を見るために、このドラマを見続けました。そして若村さんのアニメに出てきそうなくらい誇張された、でも妖艶な美しさはピカイチのキャラは必見です。民子のまわりを暗躍する人間も味のあるヒールっぷりでいい。
…しかしあの最終回で全てが台無しです。
原作では民子は焼け死ぬ、まさに因果な終わり方にもかかわらず米倉が「そんな終わり方はしたくない」と言ったがためにあんな在り来たりなショ〜モナイ結果になったのです。強かに生きる女の姿で終わりたかったのでしょうが、この人のワガママで全てブチ壊しでした。
原作が伝えたかったものはいいようにねじ曲げられ、消滅しました。