AOpen(AII) アルミ合金製Mini-ITXケース S110 BLACK
Intel マザーボード Essential mini-ITX BOXD510MOと同時購入しました。ファンレスのACアダプタ仕様なので,Atomとの組み合わせで手頃な静音PCが実現できます。
簡略な英文マニュアルしか付属されていませんが,自作の知識があれば特に迷うことはないでしょう。作りもしっかりしているので,初心者でも簡単に組み立てられると思います。
ヘアライン仕上げのアルミパネルもなかなか高級感があり,インテリアとしてもいい感じです。
難を挙げるとすれば,電源スイッチが少々硬くてon/offの際にボディを押さえておかねばならないことと,前面にUSBとオーディオ端子が無いことでしょうか。
AOPEN 300W スリム型PCケース専用電源 FSP300-60SNT
現代のCPU,IvyBridgeはグラボを搭載しないのであればピークで120W程度,アイドリング時35W〜50Wですから500Wとか750Wなどの「とんでもATX電源」は必要ありません。
まぁ150Wもあれば充分です。
CPUのTDP値は放熱特性の要求基準ですがアイドリング電力を代表するものではありません。
エネルギーコストを決定するのはアイドリング電力ですがTDP値からおしはかることはできません。
ちなみにSやTの付いたTDP35WのCPUとSやTの付いていないTDP65WのCPUのアイドリング電力は同等です。
電源ユニットも定格の50%での効率をクラス分けするのではなくアイドリング近傍の効率を主眼に設計すべきです。
実用的な電力消費領域50W付近に於ける効率が評価できる様に純抵抗負荷装置を作成し,当該電源ユニットの効率を測定してみました。
作った負荷装置は以下の通り
12V系 6.11Ω//8cmFAN×2
5V系 1.76Ω
3.3V系 1.1Ω
5Vsb系 68Ω
トータルで約50Wの強制空冷負荷です。
抵抗には誤差がありますので抵抗値を4桁精度で測定しておきます。
負荷装置と繋いだ電源ユニットの各出力電圧を4桁精度で測定します。
消費電力および消費電流(rms値)をHIOKI HiTESTERで測定します。
式:E^2/Rで各々の出力電力を算出し合計し消費電力で割って効率を求めます。
この電源FSP300-60SNTの性能は
効率=76.94%★
力率=72.05%
ちなみにAOpenのスリムケースに付属していたH306J-300BTという電源は
効率=69.42%
力率=70.62%
7年前に入手した鎌力 弐という500WのATX電源は
効率=67.78%
力率=72.05%
(測定中は常時コア鳴き)
DELL DIMENSIOSに付属の電源PS-5161-7DS2は
効率=68.42%
力率=77.92%★
という訳で測定した4機種の中で本機は一等賞でした。
力率は4機種共にコンデンサーインプット式(アクティブPFCではない)なのでコンデンサーの容量が大きい程力率は悪くなります。
ギューギュー詰めのDELLが力率一等賞なのはこの為ですが電源瞬断特性はよろしくない筈です。
少数のPCを運用しているオフィースでは効率の良い電源を稼働時間が長いPCに,効率の悪い電源を稼働時間の短いPCに組み替えるだけでけっこうな省エネになります。
AOpen(AII) 300W電源搭載 スリムMicroATXケース H360C-300WT2
CD(DVD)/FD/MOの3ドライブを一度に搭載できてしかも省スペース型。電源も300Wなので
まあまあ、電源ユニットだけ別売りもしてるのでいざとなったら交換できます。H340系に比べて少し
ボディが長くなっていますが、その分内部も余裕があります。マザーボードや各ドライブの取り付け
もやりやすく、メンテナンス性は良い方でしょう。色違いで黒と銀もあります。
…ですが…フロントがみんなカバー付きというのはあまり好みじゃないんです。いちいち開けないと
いけないから。しかもUSB端子のある右下は軽く押して開けるタイプなのに、左下のドライブベイ
(私の場合はFD+MO)は手前に引いて開けるという統一感のなさ。またCDドライブはフロントの半分
近くがカバーで覆われるので、何かトラブッた時多くの機種ではイジェクトピンが挿せないでしょう。
前機種のH360Bは各ドライブのフロントが露出するタイプだったのですが。
まあこの辺は好みの問題なので、ドライブを少し多く載せたい場合には便利なボディだと思います。
AOpen(AII) Micro ATXマザーボード対応ミニタワーケース(ブラック) TM-363 BLACK
TM-363は10/2010にAC'97からHDAudioに変更しました。
また、serialATA電源も1本から2本になっています。
10/2010以前の在庫をつかまされない様・・・・
AOpen(AII) 300W電源搭載 スリムMicroATXケース H360G-300BT
このケースはスピーカーがありませんのでビープ音を出したかったら別途購入してください。吸気ダクトを外すと代わりに12cmのファンが付けられます。但し、15mm幅のファンを使った場合はCPUクーラーの高さを55mm程度に、25mm幅のファンを使った場合は45mm程度に抑えなければなりませんのでご注意。ケース横にファンを付けますと、回転音が耳に付きますのでなるべく静音型のファンを選ぶ方が良いと思います。