きょうのできごと (河出文庫)
田中麗奈&妻夫木聡の映画の原作と知って読みました。
でも先に映画のほうが良かったかも!
5人くらいの群像劇なだけに、映像が浮かぶ方がリアルさが増すのではと思います。
舞台が関西なので、女の子のセリフとか性格とか、可愛くてマルです♪
さらさらーっとすぐに読めちゃいますよ。
きょうのできごと プレミアムセット [DVD]
この映画は、何も起こらないし若者の普通の一日を追っていくだけだが、のんびりしていて気を張らなくていい楽しい映画になっている。出演者の、若手俳優達の関西弁は、関西人にしたらぎこちないと感じるかもしれないが、面白く仕上がっていると思う。
妻夫木聡、田中麗奈のカップルもかわいいが、一番の注目は、伊藤歩だ。伊藤歩が演じるけいとは、天然のようでありながら、かわちの前以外ではケロッと元にもどる面白いキャラだ。メイキングでも出演者が話していたが、もし妻夫木と麗奈演じるカップルが別れてしまったら、けいとは、妻夫木の役とつきあうと思う。この映画は、人に勧めたくなる映画だ。
その街の今は (新潮文庫)
初めて柴崎友香さんの本を読んだ。
難しい書評は分からないけれど、思いついたことが一つある。
数年前に流行したニアウォーターと呼ばれる清涼飲料水、それに似ている。
水のようで無味ではなく、味があるようで殆ど水であるニアウォーターとこの本がなぜか同じように感じられた。
両方とも体にすっと染み込むからだろうか。
とりあえず、この本を読んで心が潤ったのは確かだ。