猫鳴り (双葉文庫)
生きるとは何か?
死とは何か?
命を扱うとはどういうことか?
虚無感、絶望、心の闇にどう向き合うか?
小さなモンと大きなモン、儚いペンギンが教えてくれました
本書に巡り会えたことは一つの宝です
彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)
ティッシュに痰を吐く、汗臭い作業着を食事のときまで脱がない、部屋は散らかり放題の同居人である陣治。物語の前半では、主人公十和子の目線でそのだらしなさ、嫌らしさ、彼への生理的な嫌悪感が念入りに描写される。それでいて陣治は、十和子が疲れているからと体全体を揉んでやったりする一面もある。憎めない男なのだ。それに比べて十和子は陣治の稼いだ金で毎日だらだらレンタルDVDなどを観ながら過ごしているのだが、陣治を何度もなじったり蹴ったりする。
十和子には忘れられない男がいた。自分にとんでもなく酷いことをした上、8年前に車から彼女を蹴り落とした男だ。だが、忘れられない。ある日、警察が訪ねてくる。黒崎が3年前から行方不明だという。マンションの前に車を残して忽然と消えたというのだ。十和子は陣治を疑い始める。
物語は十和子が水島という男と出会うところから展開していくが、薄っぺらな愛をばらまく男たちとは対照的に、真に十和子を深く愛していたのは誰だったのかが浮き彫りになってくる。事件の真相など、すべてが明らかになったとき、世の中にはこんなにも深い愛の形があるのだと誰もが気づかされ驚くことだろう。
前半嫌悪感に包まれ不快だった小説は、自分には一生体験することが無い(だろう)こんな凄い愛に巡りあいたい、という憧れの物語になって終わった。
最重量の読後感。
プチバンピDVD-BOX1
アダムスファミリーとはまた違う、フランスならではのオシャレでダークな色彩世界、とってもキュートなキャラクター。テレビでひとめ見てハマってしまいました。絵本はすでにプレミア価格で、ワタシには買えませんでしたが今回DVDが出てすごくうれしいです。生産限定プチバンピのマスコットチェーンもついてきました。
妖精の距離~よみがえる日本の小
粒立ちの良い蓼沼明美さんのピアノと、のびやかな沼田園子さんのヴァイオリンのデュオで日本の作曲家の小品を取り上げている。最初は本来ピアノ曲である吉松隆氏の「プレイアデス舞曲集」の第二番をヴァイオリン独奏付きに編曲したヴァージョンが演奏される。メロディーの浮き立ったプレイアデス舞曲は子守唄のように響いて心地良い。その他、ベートーヴェンの「春」ソックリの山田耕筰の「アレグレット・ブリリアンテ」や「荒城の月」の山田編曲版が聴ける。このへんは実に面白い。他にもこれぞジャパンといったような日本的アイディンティティの濃い作品が目白押しだが、最後の武満徹作品群は編曲がかっこ良過ぎてちょっとずるいと思う。
青森新名物 田酒粕漬け 2セット入
以前、お祝いのお返しとしていただいてとってもおいしかったので、今回は母にプレゼントしました。
お酒を飲まれる方はもちろん、ご飯と一緒でもとってもおいしいです!
贈答用にも自分用にもオススメです!
母にも喜んでもらいました。