[ニューバランス] new balance new balance
1歳3カ月の娘がいます。
10か月ごろ歩き始めたので購入しました。
マジックテープが左右両方についていて、はがすと、ガバっと口が広がるので、履かせるのがとても楽で良いです。
ただ逆に、内側にもテープがついているので、テープの部分が歩く時にひっかかりやすいかなとも思いました。
実際うちの子は何度か引っかかって転びそうになってました。(すぐ慣れましたけど)
ヨゴレがめだたない生地と色合いなので、5カ月ほど履いていますが、全然汚くなった感じがしません。
最初に履いた別のブランドのファーストシューズは2〜3回履いただけで薄汚れてしまったのに・・。
ロスト・コマンド 名誉と栄光のためでなく [DVD]
ロードショー当初、当時人気のアラン・ドロン主演の映画として宣伝されていたが、アンソニー・クインが主役であることは間違いがない。
淀川長治氏は、「名誉と栄光のためでなく」という題名がふさわしくないと言っていたがその通り内容と全く合わないようだ。
さて、これは話題の映画だった。
何故かと言えば当時はベトナム戦争中でありその中に、1954年の仏領インドシナ(仏印)においての仏軍とベトナム独立同盟(ベトミン)軍・(ベトナム民主共和国(DRV)軍)との戦いが冒頭の舞台になっているからである。
これは、全く当時のベトナム戦争を思わせるものでテレビ放映ではカットされた。
但し、後にNHKが字幕放送ノーカットで放映した。
尚、本DVDのカットシーンは少なく全体として妥当であると思われる。
カットシーンは、アルジェリアゲリラのフランス将校虐殺シーン。又逆にアルジェリアの村民への報復虐殺シーン。クラウディア・カルディナーレ扮するゲリラの美女(アイシャ役)の拷問シーン程度である。全体として1分以内と思われる。
この映画では、二次大戦の戦勝国であったフランスは、国連の常任理事国になり世界的な実権を握ったが、「実際戦場になったために荒廃して非常に貧しかった」という背景を思い起こさせる。
主人公アンソニー・クイン扮する(貧しい農民出身の)ラスペギー中佐は、無駄な戦争…「勝ち目のない戦争」であると趨勢を理解していた。
それ故に圧倒的な中国の支援の元、強力で優勢なホーチミン軍との独立戦争では、無益な戦いをしないように心がけていた。
このため上官の将軍からの受けは悪く、逆に部下からは無駄死しなくて済んだと感謝されたのである。
しかし、戦争が終わり郷里に帰ってみると郷里は貧しく、密輸をすると言った程度しか食べてゆく手段がない。即ち、戦争が終わったからと言って軍人を止めるわけには行かなかったのである。
当時、植民地であった「アルジェリア」ではフランス系住民の虐殺が頻発し、特に大土地所有者の邸宅(有力者)がおそわれて「皆殺し」という有様だった。
丁度、太平洋戦争(大東亜戦争)勃発直前の中国(支那China)そのままではないか。
従って、紛争処理・ゲリラ防衛のための派遣軍が結成されたのである。
ここで、司令部副官であったアラン・ドロン扮する(パラシュート部隊)エスクラビエ大尉(退役して新聞記者)の人力によって、紛争地域のアルジェリア治安部隊の司令官となる。(所属は第10パラシュート連隊)
尚、パラシュート部隊というのは、今で言うコマンド部隊・グリーンベレーに相当する。
さて、エスクラビエ大尉は当時の世相から「人道主義者」「正義派」とかを思わせる。
実際やった行為は、ラスペギー中佐が相当大目に見なければ「反逆罪」に問われかねない行為であり、そのために身方が危うくなるという場面がある。ゲリラには、人道主義は通用しないという側面も描いている。
又、ラスペギー中佐は「将軍になって退役する。」という大目標を掲げている。
「凱旋将軍」が伯爵夫人(Napoleonの幕僚の将軍だったとい系譜の)との生活の条件である。それは上流階級(貴族)への足がかりであり、将来の糧を保障し「夢」(貧困・小作人からの脱出)が実現するという事に繋がるのである。
結局そのために純粋な歯車としての「軍人」となることを選んだのである。
伯爵夫人との関係が、やはりヨーロッパは階級社会が残っていると切に感じている。日本のような悪しき平等主義などは世界中どこにも存在しない。実際平等を掲げている人は、その人物こそが「差別」の対象であるということを歴史は思わせるものである。
尚、映画の舞台となった「アルジェリア独立戦争」は当時「アルジェリア紛争」であって、「独立戦争」であったとフランスが認めたのはつい最近のことである。
何故認めなかったのかと言えば、この映画の中で描かれているようにフランス系住民の虐殺「女子供から赤子まで皆殺し」の暴力からこの事件は始じまっているからである。
即ち、紛争の結果として「独立した」のであり、独立戦争を勝ち抜いて独立したのではないという立場であったからである。