小梅歳時記
2006年度で最もブレイクしたお笑い芸人といえば桜塚やっくんだということは確かだろうが、小梅太夫もやっくんに次ぐほどブレイクしたお笑い芸人の一人とも言える。また小梅は自分の持ちネタの小梅日記のCDをシングルと言う形でリリースし、携帯サイトなどで着歌などを発表し大きな話題を集めたことでも名高い。そして本作は小梅のシングルや着歌などを寄せ集めまさに小梅日記の集大成的アルバムと言える作品だ。但し既に小梅のシングルCDを持っている上、着歌も全てダウンロードしているというものには厳しい評価を受けかねないし、個人的にも満足できる内容ではないと思うし、完成度的にも低いといいざる得ないと思う。確かに本作に収録されている小梅のネタは面白いが、慣れてくると何か要求したくなる気分になってくる。また個人的にこの値段でこの内容であれば、おまけの小梅の映像入りのDVDも付いてきても良かったんではないかと思うし、個人的にも評価は厳しい。やっぱり小梅は音声だけよりも映像の方が良いということは確かだろう。だが小梅のファンであればそれなりに楽しめる内容だとは思うし、また着歌をダウンロードするのがめんどくさいという理由でまだ聴いたことがないという者は薦めることは出来るかもしれない。個人的にもうまいネタも収録されているので、小梅太夫に興味があるものだったら是非聴いてみてはいかがだろうか。
帰って来たヨッパライ
最近、TVでは見かけなくなった、小梅太夫だが、いまだにCDを出すなど、意外としぶとい印象がある(笑い) ちなみに本作は67年の暮にヒットしたザ フォーク クルセダーズの名曲「帰ってきたトッパライ」をカヴァーしたシングルである。自分はその原曲を聴いたことがあるので、小梅のヴァージョンはどんだけアレンジしてるのかなぁと思って聴いてみたが、確かに小梅らしいアレンジが施され悪くはなかったのだが、原曲を聴いたことがあったためか、少し不満があった。しかもこの値段でこの内容ではかなり不満で、せめて小梅日記を一曲だけでもいいから追加した方が良かったんではないかと思う。正直「どんだけぇ〜」と思って聴いてみたら「これだけ」のような感じだった。ただインパクトに関しては原曲の方があるかもしれないが、小梅ヴァージョンの方が笑いが取れるかもしれないので、曲名は知ってるんだけど、原曲は聴いたことがないというものにはお勧めは出来るかもしれない。確かに小梅らしいアレンジで、かなり面白いのだが・・・・内容的にはもうちょいだな。
小梅日記
現在。最も話題になっているお笑い芸人と言えば桜塚やっくんを挙げるのが一般的かもしれないが、お笑い通だったら小梅 太夫を忘れてはならないだろう。小梅 太夫と言えば舞妓さん風(?)の格好で踊りながら自虐ネタを歌い最後に「チックショォ〜!」で決める芸風で有名であり、そして本作の「小梅日記」は小梅太夫のお決まりのネタの音声を収録した音楽CDである。
本作を買ってすぐに聴いたときの感想を簡単に言ってみると、ネタがかなり面白くて爆笑してしまった。やはり何回か聴いてしまうと飽きてしまう。ただ根本的の内容が波田陽区氏の「ギター侍の歌」と似たようにも思えてくる。個人的に(1)(2)のネタがなかなか面白いが(3)の場合ネタが面白いが例の「チックショォ〜」が殆ど入ってないのであんまり面白くなかった。特に不満なのが内容の割りに値段が高いことだ。メインのトラック1〜3の場合の方は特に問題はないが、トラック4〜6のオリジナルカラオケはあまりにも無意味に思えてくる。何故かと言うとオリジナルカラオケが収録されていてもまず歌う奴がいないことを目に見えているのに収録するのはすごく不満だ〜!(あれ・・・)もしオリジナルカラオケが収録されているからこの値段だと言うことだったら少々腹立たしい。これこそまさに「チックショォ〜!」と言うしかない。だがネタの内容はそれなりに面白いので小梅太夫に興味がある者や小梅太夫のファン(まずいねぇかも・・・)だったら聴く価値はある。