太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男- スタンダードエディション [DVD]
あの悲惨な太平洋戦争においても硫黄島の「栗林陸軍大将」や「井上海軍大将」のように
合理的な思考とバランスのとれた人間性豊かな軍人の存在が、日本人としての誇りを
持てる数少ないよりどころになります。今の日本の政治家の惨状を見るにつけ、
あのような人が再び現れないものかと思います。
大場大尉は実在の人であり史実をもとにしたこの映画に期待をしたのですが、
これは、終戦記念日前後にテレビでよく放送される戦争ドラマのレベルであって、
決して映画館で見るレベルではありませんでした。
フォックスと呼ばれるようになるエピソードも甘く、悲惨さはテレビ放送で小学生が
見ることのできる程度に抑えられ、全体にゆるいトーンでした。
穏やかで抑制された竹之内豊さんの演技は好感が持てますが、彼の思考や思想の
バックグランドも描かれておらず感情移入が難しかったです。
「プライベートライアン」でのトムハンクスが自分は高校の作文の先生だったと
告白するシーンのシンプルだけど全てを表現する言葉と演技を思い出しながら、
映画づくりの奥深さと難しさを感じました。
重ねて、良い映画ですけど映画ではなくテレビの2時間ドラマです。
神様のカルテ スペシャル・エディション【Blu-ray】
なんだか原作との比較みたいになってしまってます・・・。
映画公開中には見に行けませんでしたので、発売を心待ちにしていました。
内容に関しては、商品の説明や他の方のレビューに書いてあるので飛ばします。
原作が非常に良いことや、キャストも豪華なこともあり非常に面白い映画となっています。
この映画が悪いというわけでは無いのですが、病院が主な舞台になっているので専門用語がちょいちょい出てきます。
原作は小説なので専門用語について括弧書きで説明してくれますが、映像なのでそれは在りません。映画だけ見た方だと少々理解しづらいかもしれません。
原作での一止はつかみどころのない古風な人間というかんじなのですが、桜井さんが演じた一止はなんと言うか疲れた人間・・・という様子で、古風さがあまり感じられないこと、映画化に伴い内容が少々変わっていることが少し残念でしたが、これはこれでありかなと思いました。
原作を読んで想像していたものとは少し違いましたが、映画自体は決して悪い出来ありません。
原作を読んでない方はもちろん、原作読んだ方にも是非見て新しい「神様のカルテ」の魅力を知ってほしいです。
オススメですよー♪
神様のカルテ スタンダード・エディション【DVD】
簡単に要約すると、地方医療の現場を支える若い一人の医者が、自分のなりたかった医者とはこうだったのかと悩む日々と彼を見守る周りの人たちとの支え・支えられの関係、ということになるだろう。
ところが、妻の台詞「泣いていますよ、いまも。ただ涙を流さなくなっただけです。」に縛られたのか、映画のほとんどの場面で主人公である医者に覇気や感情の起伏が感じられない。忙しすぎて過労なのか、と心配になるぐらいだが、仕事は淡々とこなしている。
この淡々さが全体の基調になってしまい、その単調さから解放されるまでの時間が長すぎる、というのが私の感想。
木更津キャッツアイ 5巻BOX [DVD]
友人から勧められてビデオからみましたが、「これは一生モンだ!」と思い、DVDを購入しました。
テレビで放送しているときも知ってはいましたが、「どうせ、ジャニーズファンの為のドラマ」と高をくくっていました。しかし、私は27歳の、どちらかというと、テレビもあまり見ないタイプの男ですが、そんな私なのに、むちゃくちゃ楽しめました!
俺たちにもにもこんな青春があったような気がするな~って、友人達みんなで、酒飲みながら見ると、すごく幸せな気分になれます!
今度は映画化されるようなので、それも大変楽しみにしてます。