君がいない
切ない歌詞が何回聴いても飽きない。
セピア色のようなイメージがする。
カップリングの「私だけ見つめて」は「君がいない」とウラハラに激しい曲
そのギャップが一見あわないように見えて、1つのCDに収録されているとものすごくあう。
彼女の嫌いな彼女 (集英社文庫)
軽いタッチの恋愛小説。恋愛・・というよりかは、先輩OLと後輩OLのバトルと言ったほうがよいです。私は、年齢的にも考え方も千絵よりなのですが、自分より若い後輩へ対する嫉妬心や、お局さんへの不満、「あるある!」ってな場面がいくつもありました。
で、この二人に絡んでくるのが、エリート社員の冴木さん。どうも、爽やかさがクサいなと(笑)思っていたのですが、案の定でしたね。
私的には、ラストの冴木に対する復讐を重点的に書いて欲しかったのですが。(前半:千絵VS瑞子 後半:千絵・瑞子VS冴木という風に)
彼女の嫌いな彼女 (幻冬舎文庫)
この本を読むのは今回で2回目。そして、テレビドラマでも観たことがある。ストーリーの展開が速く、とても面白いので、どんどん読めてしまう本だと思う。冴木に振り回された女性2人が最後にはわかりあえたところは、本当にいい話だなと思う。そして、それぞれの新たな道を出発してゆく彼女たちはとても爽やかで、颯爽としている。私も、彼女達のように、強くありたいと感じた。
あなたの苦手な彼女について (ちくま新書)
橋本治さんの本を読んだのは初めてです。
全体の印象としては、横道に逸れまくるので本筋を追っていくのが大変な本、そもそも本筋があるのかもよくわからない、ひょうひょうとした雰囲気を持った本でした。
タイトルから想像した内容とは違っていて、他の女性本とは一線を画す感じです。
でも私には面白く好印象でした。
内容の筋が一本しっかりと通っていて論理的に論述していく文章が好きな方には合わないかもしれません。
主婦の話になったり平安時代の遊女の話になったり日本の古代神話の話になったり、内容的にはちょっと無茶苦茶な部分もあります。
ただ一貫してるのは、ある思考には対応する現実世界の場所があるかないか、あるならどのような場所なのかという問題で、その問題の背景にあるのは終章の結論にも出てくる「位置づけを欠いていること」の自由さと危うさに対する著者の意識で、その危うさというのは、思考が位置づけを欠いたために現実と乖離して自己完結してしまうということです。
そしてこの著者の意識は内容にだけ当てはまるわけではなく、本書の論述スタイルそのものがこの意識に貫かれていると感じました。
著者は物事を、ある位置付けからはどのように見えてどのように考えられるのか、具体的に論じていきます。
具体的とは、細かく書いたり実例を述べることで生まれる具体性ではなく(著者が最後に「はなはだ具体性を欠くようで申し訳ありませんが」と書いているのはこっちの具体性だと思います)、ある特定の位置から物事を考えて記述することによって生まれる具体性です。
つまり「ある位置づけを得て現実と結びついている思考」のもつ具体性ということです。
内容というよりも、この論述の仕方が私は非常に面白いと思いました。
(著者の他の本を読んだことがある方には自明のことだったかもしれませんが)
著者がこの「位置づけ」というものを考えていると見れば、男性が女性に対して与える位置づけ(それがどうでもいい女性であったりするのが面白いですが)や主婦の社会での位置づけや遊女の名=位置づけや日本の古代の女帝の「父の娘」としての位置づけが論じられている理由がなんとなくわかる・・・と言いたいのですが、やっぱりわかりませんでした。
私自身に理解力がないせいかもしれませんが、著者の論述スタイルや思考方法、上述したような内容への具体性のもたせ方が面白いとは思っても、じゃあ内容はどう?ともし聞かれたら、結論はわかるけどそれ以外はよくわからない・・・というのが正直な答えです。
それで★は4つとさせていただきました。
でもお勧めできる本だと思います。
アクチュール No.26 2011年 11月号 [雑誌]
岡田将生の写真、いろいろ見るのだけれど。こんな写真ない。
雰囲気が伝わってくる。
表紙も巻頭特集ページの写真も。
センスがいい。見応えがある。
とっても、いい。