BLOOD-C 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
賛否が割れた終盤における驚愕の大どんでん返しと、「死霊のはらわた」「ブレインデッド」「バタリアン」
といったスラップスティックなホラー映画の名作に通じるキッチュで過激な大殺戮ショーに向けて静かに
伏線が貼られていきます。
異様にゆったりとしたテンポで描かれる学園生活、大量の血飛沫が舞う凄惨さとは裏腹に淡々と進行する戦闘、
そして何処か不自然な演出に対して初見では大きな違和感を覚えると思います。しかし、その違和感もまた
終盤の展開に向けての伏線となっているのです。
噛めば噛むほど味が出るスルメのように、「BLOOD-C」は見返せば見返すほど味が出ます。
非常に変わった構成である事や鬼畜ギャグの文脈で描かれた残虐場面が頻発する為に拒絶反応も少なくない
ようですが(苦笑)、マニアックな視点でアニメを鑑賞する事が出来るコアな方であればきっと楽しめる筈です。
Magic Knight Rayearth 1
無茶苦茶厚いのが難点ですが、カラー・ページが40以上と多いし、印刷もきれいです。第1部の3巻を1冊にまとめてしまったのですが、それぞれのカラー・ページがきちんと収録されています。なぜかこのDark Horseという出版社は何冊もの本を一冊にまとめて出すことが多いようですね。
Tokyopopの版に比べて文字の数が多く、その分、微妙なニュアンスもよく出ていると思います。ただ、なにしろ概算3万語ですので、英語読書初心者が漫画だからと気軽に手が出せるかというと、結構難しいかなと。スラングもありますから、辞書を引いてもピンと来ない部分も多いだろうし。
魔法の呪文も原作に忠実になっていますし、日本のマンガが好きな海外ファン狙いかなと思います。
×××HOLiC(18) (KCデラックス)
私の貧困な言語能力で表現すると
作品のイメージと掛け離れたものになってしまうが
堕胎された胎児
生霊
を扱った依頼の話だった
これらのものを著者が
どの様に表現し、どの様に扱うのか
ひとつの見所だと思う
残りもうひとつの話では
四月一日が華押を作る
あの3人も登場します
坂本真綾 シングルコレクション プラス ハチポチ
たまたま「菅野よう子」の名前でヒットして気になったので何気なく聴いてみました。
今まで菅野よう子さんをNHKのドキュメンタリや攻殻機動隊で知っていて好きだったのに、
なぜ坂本真綾さんを聴かなかったのだろうと恥ずかしくなってしまいました。
クリアでのびやかなヴォーカル。美しい旋律。聴きやすくすっと心に染み入ってきて、
ファンでなくても充分楽しめます。
晴れた日にのんびり聴いてリラックスするのもよし、静かな夜にそっと聴くのもよし、
マルチなアルバムです。これから全作品チェックしたいです!
(2011/08/22追記)
遊佐未森さん、ZABADAK、白鳥由里さんなどのファンの方にはたまらないと思います。
歌詞がシンプルなので、坂本美雨さんや矢野顕子さんとは少しテイストは違いますが、
どこか彷彿させられるところはあります。ご参考までに。