チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿 4 パワーアップキット
この手のゲームにあるように、最初は臨場感があり楽しいものの
後半は大兵力と優秀なゆにっとによりかなり暇となってしまいます。
特に内政で学術などの数値を上げれば天才的な将軍が簡単に
入れる事から、後半かなりバランスを崩してしまいます。
基本的には面白いゲームですが、もう少し難易度があればいいかなと
思います。
シュトヘル1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
『皇国の守護者』で人気を博した伊藤悠の最新作。
舞台は13世紀初頭の西夏国(タングート)。史上最強のモンゴル軍により滅ぼされゆくこの国には、悪霊(シュトヘル)と恐れられる女戦士がいた。
一方、モンゴルの皇子・ユルールは西夏文字に魅せられ、それを守るため一人旅に出ようとする。
復讐に燃える女戦士と祖国を捨てた皇子―――二つの魂が出会い、新たな物語が幕を開ける!
圧倒的な画力、躍動するキャラクター、迫力あるアクションなど、この作品の魅力は数多いが、個人的に興味深い点をひとつ挙げるならば、西夏文字という要素だ。
強い女と穏和な少年が出会い「何か」を守るために戦う、こう書けばさして珍しくも無い話に聞こえるが、その「何か」というのが財宝だの要人だの超兵器だのではなく、文字であるというのが面白い(正確には文字が刻まれた金属板だが)。現代の我々は当たり前のように文字を読み書きしている。だがそもそも文字は何故生まれたのか、いや、人は何故文字を生み出さずにはいられなかったのだろうか?
文字を守ることで人々が文字にこめた思いを守る―――これを物語の基軸に据えたところに、殺し殺される一見殺伐としたストーリーの底流に、作者の人間愛と思想性が確かに息づいているのを感じる。