Adventures in Modern Recording
「ラジオスターの悲劇」の大ヒットのその後、バグルスは「イエス」への合併吸収を行う。
しかし、バグルスを吸収した新生イエスはファンからの風当たりのあまりの冷たさにイエスは解散(その後再結成)してしまい、トレヴァー・ホーンは”ステージ恐怖症”になってしまった。その後バグルスを復活させ、このアルバムを製作するが今度は製作中にキーボードであるジェフ・ダウンズがエイジアに加入しバグルスを抜けてしまう。ここで一人になってしまったトレヴァー・ホーンはいろいろな人の手を借り、このアルバムを完成させた。
アルバムは題名の通り、当時最新のレコーディング技術を集結させ、実験的な曲作りになっており、その実験結果は、後の音楽界に大きな発展をもたらしている。
しかし、このアルバムは当時レコード会社の関係から世界発売されず、世界的に黙殺されてしまった。数年後、日本のレコード会社からCDとして発売されたが、会社が倒産し、またもや闇に消されてしまった。
そして3度目の今回で世間に知れ渡ることになった。
存在自体が奇跡に近いアルバムである。
Pure 80's THE DVD [Import]
こんなDVD観て感動していること自体、この時代に生きた証。細かいこと抜きに楽しむべし。個人的には収録曲の中では「TEARS FOR FEARS」が一番のお気に入りだが、このレビューをチェックしている貴方の意見を是非聞かせて欲しい。そんな語りあいが出来るのもこのDVDの特徴たる所以である。
Age of Plastic
バグルスは、トレヴァー・ホーンと、ジェフリー・ダウンズによるユニット。
エレクトリックポップの超名曲にして、79年の大ヒットシングルVideo Killed The Radio Starを含む本作。ひたすらビジネス化していく80年代以降のポップミュージック界を予言するかのように、シニカルな終末観に貫かれている。「Video killed the radio star~♪」という超有名なフレーズを聴くだけでも価値のある1枚。80年代の音楽産業のビジネス化の象徴であるMTVが、一番最初にプロモを流したときに使ったのがこの曲というエピソードが残されている。
YMOやTMNが好きな人にはお薦めのアルバムです。Elstreeなどもお薦め。