だめだこりゃ (新潮文庫)
週刊誌で、小林信彦さんが、この本のことを書いていました。日本アカデミー賞助演男優賞を獲得した頃に書かれたものなのに、注さんへ、という荒井注の思い出で始まるこの自伝は、まるでいかりやさんの遺書のようだ、と。いかりやさんには、バンドマンとしての経歴があって、TVで人気を博する前に豊富なキャリアを積んでいます。コミック・バンドを目指したのは米軍キャンプで演奏中におもしろいことをすると客が喜び、受けるからだそうです。そのころから、いかりやさんは、人を笑わせ続けてきました。いかりやさん自身は、バンドマンとしても、役者としても自らを4流だったと語っています。ドリフは、素人に毛が生えた程度、一人ひとりではどこからもお呼びが掛からない。だからこそ、徹底的にネタを仕込み、入念なリハーサルが必要で、それを理解してくれたプロデューサーとめぐり合った時、あのお化け番組が誕生します。ドリフは、5人のメンバーがそれぞれ性格や役割を受け持っており、このアンサンブルこそがドリフの笑いだと語られています。長さんは、メンバーチェンジは絶対にやらないことを心に誓っていたそうです。そして、TVというメディアの性格をいち早く見抜いたのもいかりやさんかもしれません。長さんの人生は、戦後の芸能文化の歴史でもあり、率直な言葉の中に華やかな芸能界を一心に生き抜いた人の哲学がこめられていて胸を打ちます。ファンの方には断然お勧めですし、いかりやさんをご存じない方にも読んでいただきたいと思います。
志村けんのバカ殿様(1) [VHS]
初期の作品の名場面がコンパクトに収録されています。作品によっては時間的・スポンサーの関係で途中カットされているなど残念な点もありますが、保存版として持っていてもよいと思います。最近無くなってしまった「Hなシーン」も入っています。
志村けんのだいじょうぶだぁ BOXI だっふんだ編 [DVD]
子供には見せたくないのもありました。
パイのパイのパイ♪チンチロリン♪とか。
志村けんが大好きな子供の為に購入したのですが、あまり子供向けじゃなかったです。
ローレライ~ヨーロッパ愛唱歌集
小学校や中学校で歌ったり聴いたことのある「ヨーロッパ愛唱歌集」を20曲収録したアルバムです。懐かしい曲がある一方で、珍しい曲も結構収めてあり、その意味においても今なお価値ある企画だと思っています。作曲家もそれぞれの歌の出自も多彩ですから、1曲ごとに趣が違うので飽きません。
20年前に発売された時と比較して3分の1以下の値段というのも魅力でしょう。音楽の価値は減っていないはずですので。
1987年4月7〜9日にかけて日野市民会館で収録されました。ピアノ伴奏は夫であるヘルムート・ドイチェで、いつもながら息のあった一体感を感じます。収録時、鮫島有美子は30代半ばで声楽家としての実力と人気を兼ね備え、様々なアルバムを世に問うた頃です。
ヨーロッパのオペラ・ハウスで活躍している彼女らしく、ドイツ語、ラテン語、フランス語、ポルトガル語と多彩な言語で歌っていますが、ほとんどは日本語で歌われています。
サティの「ジュ・トゥ・ヴ」の軽やかさと艶やかさは絶品です。センティルマイの「ジプシーの歌 (この世にただひとり)」は、チゴイネルワイゼンの中間部の旋律で、元歌の収録というのは珍しいはずです。
日本の声楽家が陥りがちな点は、ベルカントを意識するあまり、日本語が崩れてしまうことがありますが、鮫島有美子の歌唱は日本語の美しさという点が優れています。聴きとりやすい発声でありながら、良く響くソプラノですので、違和感を全く感じません。仰々しい表現はなく、全体的に丁寧でレガート唱法ですから、メロディが滑らかにつながっていきます。音楽の表現に知性が感じられる点も彼女の魅力です。歌詞と音楽の構成の理解力に優れているからこそ、様々な曲を取り上げられるのでしょうから。
嵐 相葉雅紀 エピソードプラス -Vigoroso- (RECO BOOKS)
全て大好き、
4月ぐらい待ってました写真沢山好きコンサートや嵐のワクワク学校とか
とにかく買った良かったです。本当に相葉ちゃん大好きから〜