ザ・フー:アメイジング・ジャーニー デラックス・エディション [DVD]
ザ・フーには決定版アンソロジー映像作品としての「キッズ・アー・オールライト」があるのだが、本作はジョンまでも失ったザ・フー、つまりピートとロジャーの物語のように感じた。
や、極論すればこの作品はロジャーの物語といえるかも。
天才3人の中でただ一人の凡人(それも結成当時はリーダーだったにも関わらず追放〜赦免されて再加入している)というロジャーの苦悩やメンバーとの軋轢。。。恐らくもっともそういったロジャーを忌避していたのがピートだったんだろう。
しかし、残ったしまった二人は、そういったすべての過去も飲み込んで、ザ・フーという共同体としてお互いを認め合いながら、今も壮絶なライブを繰り広げている。感動せずにどうしろというのか。
特典ディスクでは、未公開のライヴ2作品(特にキルバーンのノーカット映像)に関心が集まるのはわかるのだが、個人的には、もう1つのドキュメンタリー「シックス・クイック・ワンズ」をお勧めしたい。ラビットやグレッグ・レイクといった旧友たちとのレコーディング風景などを通じて、過去から現在までのロジャーとピートの物語が別の切り口で語られる。本篇と重ねて鑑賞すると味わいが増す。
少年名探偵WHO-透明人間事件- (講談社青い鳥文庫)
ついにはやみねかおるさんの本がGO!GO!シリーズに登場!!
「GO!GO!」シリーズとは葵より文庫が五百五円(税抜き)で買える本の事です。
玩具メーカー「B−TOY」社になんと犯行予告状が?! しかも透明人間から?!
今回もはやみねワールド全開です。そして少年名探偵WHO!! これからどんどん活躍してくれそうな予感もします。もちろん助手のネコイラズくんもイインチョーもですよ。
武本先生のとっても素敵な絵と、とってもすばらしい文章が合体して最高の一冊となっています。一ページずつ絵がかかれているのでどんな方にも読みやすいことと思います。
また、青い鳥文庫スペシャル短編集「あなたに贈る物語」にのっている「少年名探偵WHO−魔神降臨事件ー」をお読みになってからこの物語を読むと楽しさ&おもしろさが倍増することと思います。
なんと言っても本編のドキュメンタリー、「キッズ・アー・オールライト」を超えたかというより、ザ・フーというバンドがその黄金時代から現在に至るまでの活動を通じてロックミュージックの表現の幅を広げていった軌跡、ロックミュージックに芸術様式と言われてもおかしくない内実と奥行きを齎したバンドであることがよくわかるドキュメンタリーになっている。
内容と構成を見ていけば、このドキュメンタリーが先行する「キッズ…」をはじめとする映像作品の存在を前提にしたうえで、先行する作品では語られていなかった部分を多く明らかにすることを目的にしていることがわかる。それは、言ってみればメンバーや関係者の人生の道行き、歳月をどう過ごしてきたかという内容だ。
「キッズ…」が象徴するようなバンドの黄金時代にフーがやってのけたのは言葉にし難いほどのロックンロール・マジックで、替わるものが何一つないほど素晴らしいが、その以前にもその以後にもメンバーや関係者の一人ひとりに人生があり、同じ一人の人間に最高なことと平凡なことと最低なことが起こる。今、黄金時代の音源だけを聞けば何かボタンを押すだけであの音楽が演奏されるかのような錯覚にも陥りそうになるが、どんなときにもあの4人が身を削ってプレイしていたことには違いなく、そのことをこの作品は思い出させてくれる。これはザ・フーというバンドを支えていた人たちに対する敬意と愛を捧げていることになるし、バンド自体への愛にもなっているのではないか。journeyは、生身の人間にこそ経験出来ることだし。
そして感動したのは、キース・ムーンの死後にそれぞれ葛藤を続ける3人と、再結成後の3人、ジョン・エントウィッスルの死後に支えあっていく2人の姿だ。正直言ってキース・ムーンの死後のザ・フーをちゃんと聞いてなかった自分は、これを機に聞いてみようという気になった。9/11/2001後のニューヨーク・ライブでのWon't get fooled againを聞いていたら、ザワザワと鳥肌が立った。3人は年老いてしまっても、ロックはこんなにもエレガントでありえること、表現の実質が黄金時代に比べて厚みを増して響いていることを悟らされた。ストーンズの「シャイン・ア・ライト」にも思ったが、時が経ってロックミュージックの深みは明らかに増している。昔「年老いる前に逝ってしまいたい」と歌った人たちは、今や年老いてとても美しい。
ロックはこんな風に成熟したということを感じられるドキュメンタリー。
料理長殿,ご用心 [VHS]
ジャクリーンビセット美しい!
一番美しい時の映画じゃなかろうか。
美食家っていうのもなかなか大変だな。
イギリスの美食家っていうのは日本人には分からぬ奥深く欲深く・・・。
でもそこにはカッコイイ無駄な文化があったりして。
とても散文でした。
Doctor Who: Series 1 - 4 Collection[PAL-UK DVD][Import]
なかなか3rdシーズン以降が日本語化されないので、お値段も考慮して1stから4thまでセットになったこの商品を購入。
まだ見始めたばかりなので、全体の評価はできませんが、やっぱり面白いドラマです。ファミリー向けのためか、比較的英語も簡単で分かりやすいかな。特典映像もちゃんとついてます。
先にスペシャル・ストーリーの方はBlu-rayのBOXで鑑賞済みなので、こっちを見終わったら5thシーズン以降も見たいです。
各シーズンの評価は他に譲るとして、気になる人が多いと思う再生環境について。
今は使わなくなった古いノートPCで見ていますが、リージョンコードを変更せずにフリーのプレイヤーソフトで鑑賞できてます。理由は不明。
本来見られないはずのものが見られるようになっているのはかなり怪しいので、ソフト名は控えさせてもらいますが、DVDコピーの手順をまとめたような雑誌に収録されていることがあります。
自己責任ということになってしまいますが、トライする価値はあると思います。自分は詳細を把握していませんが、ネットで調べれば情報があるかもしれません。
再生できるかを気にしないで買ってしまいましたが、結果はオーライ。