OrangeAce(オレンジエース) Tシャツ 「Shy Girl」 オレンジ
ただ、残念ながらデザインの黒が薄いです。
ダンスで着ているのですが、あまり目立ちません。
洗濯を繰り返したら色褪せると思います。それが残念!
ちがうデザインのも注文しました(^◇^)
堕ちる花 (SHYノベルス)
おもしろかったです!
芸能人の兄は弟が大好き。弟もブラコン。ただ仲がいい兄弟だったはずなのに、あることがきっかけで体の関係を結んでしまう…。
こういう設定は割と見かけますが、ここに「故郷の沼の謎」が加わり、一筋縄じゃいかないのが夜光流。
幼なじみが死ぬ夢を見る弟。過疎化が進む村。帰省を嫌がる兄。不安を拭いきれない幼なじみ達。奇妙なはがきと謎の死。兄の結婚の噂…。
謎の結果が見えてくると、新たな謎が生まれていく。
張り巡らされた布石がうまく調和していて、ラストは全員がハッピーではないけれど、後味が悪くなることもありませんでした。
ストーリー自体が謎ときとしておもしろかった。
プラス、仲が良かった兄弟が恋人になるまでの過程がしっかり書かれているのもいい!
何でもできる兄が意外に弱かったり、おとなしい弟が行動派だったり、王道を少し外してるあたりも新鮮です。
エッチもしっかりやってます。笑
矛盾も違和感もなく、楽しみながら安心して読めました。
完成度の高い作品だと思います。
おすすめです!
追記です。
今作とは関係ないですが、リアルライフゲームも面白いです。
なぜかランキングにあがってこないので、知らない人が多いのかな?と思い・・・。
今作を気に入った方は読んでみてください。
サンセット・アンド・ヴァイン
SHYといえば、名作「Excess All Areas」が金字塔のように語られますが、本作は少し指向が違います。
「Excess」が躍動感溢れるティーン・エイジャー向けのハード・ポップなら、本作は憂いを湛えた落ち着きある、大人向けのハード・ポップです。
しかし、もちろん、「Excess」で聴ける突出した「ポップ・センス」と英国らしい「湿り気」も健在、いや、ますます磨きがかかっているほどです。
このバンドの好き・嫌いは、Vo.トニー・ミルズの特徴あるハイトーン・ヴォイスで決まるのではないかと思います。「クセになるか」or「生理的にダメ」。
「トニー・ミルズが好き」で「しっとりした曲に浸りたい」方はマストです。
SHY
前作から数年が経過し、表立った活動も聞かれない中、
新しいボーカリストを迎えて製作された待望の新作。
そして本当に残念ながら、バンドの中心人物であるSteve Harrisの遺作。
SHYといえばTony Millsのヴォーカルのイメージが強く、
クセのある声質は良くも悪くもバンドの個性として捕らえていたし、
個人的な思い入れも少しはあるのだが、
今作から加入したLee Smallのヴォーカルはその思い入れを吹き飛ばすくらいの素晴らしさがある。
Tony Millsが決して悪いと言うわけではないのだが、
Lee Smallのソウルフルなヴォーカルは、同郷であるイギリスの「FM」のヴォーカリスト、Steve Overlandを想起させる、
楽曲の情感を豊かに聴かせる巧さに長けていて、より万人受けする声質なのではないかと思う。
問題の楽曲の方は、これまでのアルバムに比べて、
よりダイナミックでハードロック然としているのだが、キーボードのフィーチャー度も高い。
そして、何よりこれでもかと言うくらいの「泣き」の連続である。
今作の楽曲は従来のポップな側面を敢えて控えたかと思えるくらい、全編に徹底した「泣き」を前面に押し出している。
再結成後のアルバムでもアルバム中数曲は「これぞ!」という神曲(Skydiving、Breakaway、High Timeなど)もあったのだが、
途中でダレてしまう部分があったり、曲がスローで長かったりして、
通して聴くには少々辛い部分もあったのだが、
このアルバムは楽曲のクオリティも非常に高く、捨て曲などなく最後まで一気に通して聴くことが出来る。
Steve Harrisのギターソロも以前に比べて長すぎず、それでいて非常に悲哀に満ちている。
中でも今作のクライマックスとも言える「Breathe」や「Pray」は病と闘い、
死んでいったSteveの魂の叫びとも受け取れる内容で、涙無しには聴けない名曲だと思う。
アルバムの出来としては、ポップさと哀愁のメロディのバランスが絶妙な、
87年の名盤「Excess All Areas」と肩を並べるか、それ以上の最高傑作だと歓喜する人も多いことだろう。
正直ここまでクオリティの高い哀愁のハードロックは、今の時代なかなか見つかるものではないと思う。
これほどの素晴らしいアルバムを作れ、情感のこもった哀愁のギターを弾く人物は世界でも稀有な存在なのではないか。
メロディアスな楽曲やギターを弾く人は多いが、ここまで「泣き」のメロディ紡ぎ出せる人は、そうは居ないと思う。
今後このラインナップでの活動を非常に期待していたのだが…、Steveは逝ってしまった(涙)
良質のメロディ愛好家にとって…本当に貴重な才能を失ってしまった。
これまでSHYのアルバムを聴いたことが無い人でも、このアルバムを聴けばそれも納得するだろうと思う。
自分としても本当に受け入れがたいのであるが、これまで数々の素晴らしい楽曲をありがとう、と言いたい。
天国でゆっくり休んでください。
※※国内盤も出ているが、曲順が全く異なり途中で何故かライブ楽曲が入っていたりするので、
アルバムの楽曲の流れ的にもこちらの輸入盤をまず聴く事をオススメします。