スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)
書店でこの本を手に取ってみた時、正直第一印象として「小冊子…?ちょっと薄いな」と思いました。もう少しページ数があって厚みのある単行本かと勝手に想像していたもので…。
しかし素敵な表紙と羽海野先生の名前を信じて購入。まず表紙を開くと目に飛び込んできたのは羽海野先生らしい可愛く綺麗なカラーイラスト。次にフルカラーの短編が現れて、そして表題作へ…。その後も次々と現れる短いながらもよく纏まっており、感情を揺さぶられる話の数々にすっかりページ数の少なさなど気にならなくなり、全作品読み終えて最後のあとがきまで目を通した時には心がほっこりとして満たされた気持ちで一杯でした。
全体のページ数は少なめですが、内容充実で羽海野先生の作品が好きな方は勿論、羽海野先生の作品に初めて触れる方にも自信を持ってお勧め出来る良質な短編集です。
ハチミツとクローバー 5 (初回限定版) [DVD]
どん底にお腹がへったり迷ったり悩んだりしたら・・・ローマイヤ先輩に会いたい!
そう思えるほど最高の先輩が登場します☆
あの有名なNHKの某番組のナレーター風な真山、少女漫画風な真山も必見☆おもしろいです。
ローマイヤ先輩の現在はどうなっているのか気になるところです。
現在のニャンざぶろうの正体は・・やっぱり人を惹きつけるあの人☆☆
乙女心が知りたい男性の方にもおすすめです☆
12話は、はぐちゃんと森田さんのどきどきのシーンが☆
13話では、森田さんの部屋の全貌が・・・!?本当にアパート?
そして、森田さんが居なくなっても恋だけでなく、はぐちゃんの力強さが感じられました☆
ハチミツとクローバーII Vol.1 (初回限定版) [DVD]
1期とノリが違うとは思えません。物語が佳境に入っただけのことでしょう。
十年一日の堂々巡りをしないからこそ、彼らは成長しているし中身も濃いと言える。
期待したものと違うからといってダメな作品のレッテルを貼るのはいかがなものか。
1期の終わり頃と2期のはじめのほうを比べて別作品と感じるような違和感はないです。
綺麗な過去を並べたベタな内容というけれど、この物語は基本的に前向きですね。
過去話は出てきますけどそれが綺麗な過去と言えるかどうか。
結局彼らは挫折を経ているから、挫折の向こう側にある過去が綺麗に見えるのは当然のこと。
しかし挫折も含めて過去なのです。彼らはそこから今を、さらに未来を見つめようとしている。
少女漫画らしいが中身がないというのもどうでしょう? 私は少女漫画らしくはないが中身はあると思っています。
この作品の原作(者)は言葉を編むセンスが豊かで文学的素養を感じさせます。
それは平均的な少女漫画から「ハチクロ」を分ける特徴になっていると思うけど、アニメでも踏襲されている。
また平均的な少女漫画と比べ、物語の人物たちはそれなりに広い視野を持っていると思います。
彼らの内省は他者を見つめることを忘れていないし、そこから自身を位置づけようともしている。
それは社会性というもので必ずしも少女漫画的特徴とは一致しないと思います。
後半に出てくる会社の乗っ取りなんていう話題も男性的な指向のように思いますし、
少女漫画的というなら同時期にアニメ化されている『僕等がいた』なんかいかにもって感じはしますけどね。
行きがけの駄賃に比べると『僕等がいた』に対し『ハチクロ2』の中身の多様さは一目瞭然で
中身が無さ過ぎるとはどこらへんを言っているのか? そっちのほうが謎。
CONTINUE SPECIAL 特集 ハチミツとクローバー
ハチクロは読んでいても、おっさんオタクだと、ガーリー系の特集記事には手が伸びませんでしたが、これは見た瞬間に購入しました。
アニメ版寄りの特集ですが、作者へのインタビューによる「ハチクロ」誕生秘話や竹本の自分探しの旅を再現していたりして、素晴らしい特集です。
あと、再録ですが、羽海野チカ先生の、劇場版「パトレイバー1&2」「攻殻機動隊」の漫画による批評は必見です。
これ以外にも、大塚ギチ氏による「イノセンス」公開終了後の押井守への総括的なインタビューなどが載っています。
それと、後半個所に井口昇監督へのインタビューが載っているのですが、「ハチクロ」とはオトメつながりで大変素晴らしいと思いました。
東のエデン 劇場版I The King of Eden DVDスタンダード・エディション
話の内容はともかくとして、時間に追われるようにして作ったような全体の出来の悪さはどうかと…。
今どきのアニメ映画の完成度じゃないですね。
割と好きな作品だっただけに残念です。