医用画像解析アプリ OsiriXパーフェクトガイド
各項目、操作方法の基本は理解しやすいです。
具体的な使用方法について、順を追って説明して欲しかったです。
パソコンソフトのマニュアルでも、「このメニューはこういう風に使い設定すると、こうなります」という解説書がありますが、
ファイルメーカーみたいな高機能ソフトの場合、初めて使う人には索引型の解説書では役に立ちません。
お腹の腫瘍を立体的にレンダリングし、体幹の3Dボリューム像と重ねて見ましょう。
そのためには最初にこの機能を使い、次にこうして、という解説がないので、この本だけで使いこなすことは難しいです。
続編を期待しています!!
Contemporary Implant Dentistry
Carl E. Misch先生監修・著作のデンタルインプラント臨床のバイブルと言える力作。
インプラント歯科臨床を解剖・力学・生理・病理・歯科理工等、あらゆる視点から捉えており、2007年12月現在、これほど詳細かつ包括的にインプラント臨床を述べているテキストは、他に類を見ないと言っていいでしょう。
非常に全体としてバランスがとれている本で、包括的かつ総合的なデンタルインプラント・オタクになるためには、必須の1冊。
歯は抜くな―インプラントの落とし穴
虫歯で今から歯を抜く人や、インプラント治療を受けようと考えている人に、
「ちょっと待った!」と言って差し出したい本です。
抜きましょうと言われた歯のほとんどは、実は抜かなくてもいい歯であると、こ
の本では主張されています。著者が東京で実際に歯の治療を行っている歯科医師
なのですが、自身の歯医者通いの苦い思い出から、「自分がされたい治療を行
う」ことを信条としており、できる限り歯を残せる、根本的な治療を行っている
そうです。
歯は体の外に出ている骨で、下手な治療をすると顎の骨や体全体に悪影響を及ぼ
してしまいます。インプラントについても、まだ新しい治療方法で、歯医者に
よって成功・失敗が大きく分かれてしまうので気をつけてほしいと注意を呼びか
けています。
また、巷ではインプラントの利点ばかり紹介されますが、何事も欠点を知った上
で、それをやるかやらないか選択するべきです。
この本ではインプラントに関するリスクと、その理由、それでもインプラント治
療を行う場合は、どの歯医者に行けば安全なのか、見極める方法などが細かく書
かれており、参考にすることができます。
もちろん、本のタイトル通り、歯を抜かないで虫歯を治す方法についても、レン
トゲン写真やイラストが多数盛り込まれ(口内のカラー写真などはありませんで
したのでご安心ください)説明がされています。
歯医者なのに、「歯を抜くのはよくない」とか、インプラントの危険性や失敗事
例、安全な歯医者を見分けるポイントなどを教えてくれる新鮮さに惹かれて、ど
んどん読んでしまいました。
本文全体のレイアウトも軽めで、イラストや写真がたくさん入っていて読みやす
いです。歯を抜く事についての話題以外にも、歯の磨き方やその他ケアの仕方、
口臭を減らす方法など、普段の虫歯予防に役立つ情報も入っています。今から手
元に置いておいて良い本です。