孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックス)
ものすごく絵が上手いです。
それだけでも見る価値があります。
ストーリーは、心を閉ざした少年が山を通じて自分を見つけるといった、ビルグンドゥスロマンでしょうか?
密かに登山中に「犬歯を舐めると喉の渇きを押さえられる」とか、ネタが出てこないか
期待していたのですが、そんな遊びの入り込む余地はないようです。
クライミングが好きな人は、読んでるだけで壁を登りたくなる、そんな画力が
この漫画の魅力でしょうか。
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開拓時代の過酷な戦いがサッパリ伝わらない。
安直なロケとしか、言い様が無い。
初期のスカスカ小屋に着物姿。
北海道を嘗めるな、と叫びたい。
明治10年のいきなりの、近代的変化。
ナンジャアリャ、驚き、びっくり。
観光旅行のついでに、適当に撮ったとしか、思えない駄作。
孤高の人 8 (ヤングジャンプコミックス)
自分的今年後半イチ推し漫画。
小説、映画に絵画、俳句、詩etc・・・
世に表現方法は多岐あれど、
こういう「漫画が他の表現方法を凌駕する一瞬」と言うか、
「漫画ゆえに表現出来るモノを見せ付けられた時の感動」とでも言うか・・・
そういうものを、これでもか!!!と見せつけられる漫画です。
『週刊ヤングジャンプ』での連載ですが、どちらかと言えば『モーニング』の方がしっくり来るんじゃなかろーか?といったオトナの読み応え。
こちらの想像を超える比喩や、突然ポンと置かれる意外な伏線。独特のテンポに好き嫌いは分かれるかもしれませんが、一度そのパターンを理解するとグイグイ引き込まれること必至。
作者の過去作も読んでいましたが、一皮剥けていよいよ本格化、といった気配です。
今読んでおかないと、来年には「乗り遅れた〜」って、後悔する事になるかもしれませんぞ(笑)