屍界〈Narcotic World〉 (R/EVOLUTION 9th Mission)
ついに、国粋主義者と多国籍が衝突する。
純血を守る者、多国籍の地位確立を企図する者、お互いの思惑が複雑に絡み合い事態は急速に変わっていく。
屍界の名にある様に、今回で多くの人物が退場していく。登場人物の思惟が、次々と悲劇を引き起こし終わりは見えない。
アクション要素は静かに抑えられているものの、急速な展開と各登場人物が終局へ向けて収斂していく様は面白い。
前巻(誘魔)が、2009年11月、今回は2011年7月。次回は「喪国」。ついに決着がつくのか。