新ソーシャルメディア完全読本 フェイスブック、グルーポン・・・これからの向きあい方 (アスキー新書)
ソーシャルメディア、SNSについて、知見を深めようと思い、読んでみました。
■ソーシャルコマース
マーケティング3.0すなわち、「消費者と生産者がコレボレートする」というビジネスが、これからどんどん興隆していくとのこと。
消費者と生産者の間の情報格差はなくなり、「口コミ効果」さらにいえば「ソーシャルコマース」が人々の購買の動力源になるとのことです。また、胡散臭い商売はより早く淘汰されるようになる、というよい効果があると説いています。
#個人的感想:「みんなの意見は大体正しい」と本当にいえるのか、「集団ヒステリー」的な状態になることは考えられないのか?
■ソーシャルメディアはリアルな人間関係を復活させる
これはすこし目新しい論点のように感じました。
しかし、P2Pビジネスが盛んになる、ということは、やはりリアルな「人間対人間」という関係の強化につながるのは、確かにそうかもと思えるところです。
#個人的感想:むしろ、これまでよりも、人と人が出会う可能性が格段に増えるため、もっと人間関係を構築する動力源になるような気がします。
「若者奴隷」時代 “若肉老食(パラサイトシルバー)”社会の到来 (晋遊舎ムック)
若い人の票が政治に反映されない、という事実は大変重いと
思いました。
高齢化社会と知っていながら、政策の偏りの不自然さについてなぜか
アンタッチャブルな空気だったので、そこを晒している面でこの本は
評価したいです。表紙とか好きじゃないんんですけど・・
この事実を認識した上で国民全体が工夫を考えるべきなのに、
世代人口格差を覆い隠すから余計に若者の老人への不信が募ります。
若い人は人口比的にとても不公平な負担を強いられるのに。
日本は世界一の高齢社会で、さらにこれから加速し年齢の偏りがおかしく
なっていくので先駆けてあらゆる工夫を考えるべきです。
選挙も人口比の偏りがでないようにしたり、お年寄りもリタイア後まだ
全然働きたい人いるのだから働ける社会環境に改善したり。
まずはこの実態を、若者だけじゃなく、お年寄りにも認識してもらわないと
始まらない気がします。お年寄りはこの本を表紙からして絶対に
読んでくれなさそうだけど、読んで欲しいなぁ・・
マスコミが毎日のように放送して政治家がそれによって左右される
世論調査も、固定電話での調査なので携帯メインの世代の声はまったく
反映されていません。
マインドコントロール2 今そこにある情報汚染
内容は他のコメントで書かれているので省略する。
前回と同じで、いろいろ思う事があるので著者にわかるように書いておく。
とりあえず、陸将補。あなたは本の書き方が下手だ。多分自覚はあるだろうが。
仮にも指揮官クラスになっていたのなら、もう少し構成と流れが何とかならないのか。
熱意は認める。その想いに駆り立てられるのもわからんでもない。しかし、空回りしている部分が多い。
おかげで、多数の本を読み実際の現象を多数経験した者しか、この本の真価はわからんだろう。
これでは、レビューに現れないところでムー扱いだろうな。
金融に関しても理解している者は少ない。まして精神世界のアクセスは大半の人間には理解自体が難しかろう。ゆえに私は大多数の人間を遠ざけ、切っているが。
これから「砕けて他に吸われる魂」に、一々救いの種など振り撒けん。どうやっても間に合わん者らは間に合わんのだから。
一つであるものを分ければ、中途半端な欠片は生まれる。やがて一つに戻ろうとするなら、低俗な処にはいられない。
元に戻る時、欠片は欠片でなくなる。より大きなものに吸収されて、な。血管が細い静脈から大静脈へと広がりながら合流するように。
そこに民族とか国家とか、人類社会とかはあまり関係がない。どれほど金持ちでも意味がない。どれほど社会地位が高くとも意味がない。そういうものだ。
集うものたちに相応しき強さ、それが全てだ。
魂の強さを求めぬ者に、未来はない。霧散するだけだ。吸う価値もない。吸われる価値もまた、ない。
陸将補。あなたはまだ、人間の感性に随分と囚われている。それでは人間の限界を越えられん。
糧に同情する時点で、まだまだだ。もう少し「世界の在り方」を考えた方がよいだろう。
「世界」は、指導者や救世主や新人類や文明の発展を求めている訳ではない。奴隷や殺戮や戦争や滅亡を求めている訳でもない。
それはただの過程に過ぎん。「世界の目的」を知る事だ。「我々が何の為に存在する」のか、を。
書き方はともかく、内容はそれなりの良い線に行っていると判断する。3点。
3点止まりかもな。
「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)
本書は社会学者の山田氏とジャーナリストの白河氏の共著である。
かつての生活必需品としての結婚から、嗜好品としての結婚へ移りつつある現在の結婚事情を様々なデータや取材から明らかに
しようという内容である。
山田氏はデータなどをもとに明快な分析をしており、非常にわかりやすい解説をしている。
但し本書の半分も執筆ていないので、より詳し知りたいのであれば、同氏の著した「少子化社会日本」を呼んだ方がよいと思われる。
白河氏は取材や自分の周囲で起きた出来事を事例に書いているのだが、世の中の紺活事情の紹介という印象で、雑誌に書いてありそうな
内容である。正直、この内容を買うためにお金を出すのは惜しい、
これから婚活しようという方が読むには良いかもしれないが、読み物として買おうという方には、オススメしない。